[源氏物語あらすじ] 第48帖・早蕨(さわらび) | コンデジ片手に出かけよう

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第48帖・早蕨は薫25歳の春の出来事を語っています。
※Top写真は、宇治神社前にある浮舟と匂宮の像(雪景色)。初期段階では宇治十帖(橋姫から夢浮橋)のTop写真としていますが、後日変更の可能性もあります。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「早蕨」という題名は、中君が詠んだ和歌「この春は誰にか見せむ 亡き人の形見に摘める 嶺の早蕨」からきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「早蕨の 歌を法師す 君に似ず よき言葉をば 知らぬめでたさ」

<第48帖・早蕨のあらすじ>
宇治の里にまた春がめぐってきた。父八の宮も姉大君も亡くした中君の元に、父の法の師だった宇治山の阿闍梨から例年通り蕨や土筆が届けられた。中君は阿闍梨の心づくしに涙を落とす。

匂宮は宇治通いが困難なので、二月上旬に中君を京の二条院に迎えることにした。後見人の薫は、中君のために上京の準備に心を配ります。


<第48帖・早蕨の主な出来事>
◎宇治の新春、山の阿闍梨から山草が届く

◎匂宮は、薫に中君を京に迎えること伝える

◎姉大君の服喪が明け、中君は京へ向けて宇治を出発

◎中君、京の二条院に到着