わたしは一度も六世・中村歌右衛門を生で見ていません
名女形の名声ばかりを聞いてきました
三島由紀夫も彼を偏愛し、多くの新作歌舞伎を宛て書きしたといいます
その代わり、わたしは中村芝翫の舞台を数多く見てきました
八月の新橋の第二部で「魂まつり」を子・孫と楽しく躍ったのが
わたしが見た最後になりました 2011.9.7の記事
先月の新橋で坪内逍遥の「沓手鳥孤城落月」を初日だけ務めたのが白鳥の歌でした
芝翫を悼む記事なら、もっとほかに適当な舞踊がありそうなものですが
まったくわたし個人の好みで、一つの動画を選んでみました
歌右衛門の八重垣姫と芝翫の濡衣の「十種香」
武田勝頼は十二世・片岡仁左衛門です
youtubeの「十酒肴」の誤りは笑えます
with English explanation
吉右衛門劇団を支えてきた二つの成駒屋
真ん中の勝頼を吉右衛門が演じたこともあったでしょう
それからもう一つ、三遊亭圓朝の「文七元結」の歌舞伎版を
山田洋次が映画に撮った予告編を載せておきます
主人公の左官・長兵衛を中村勘三郎、文七を勘太郎
そして50両をかりる吉原・角海老のおかみを芝翫が演じています