【まとめ】
2024年6月3日 6時31分、石川県能登地方で、M6.0 震度5強の地震が発生した。
地震のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授によりますと、
3日朝の地震は、元日に起きたマグニチュード7.6の地震で周囲にひずみがたまったことで引き起こされたと考えられるということです。

遠田教授の解析結果。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1704861527-951-758.jpg
図中で、赤やオレンジで示された活断層は活動促進と解析された
一方、空色や青色で示された活断層は活動抑制と解析された

志賀町からその沖合にある活断層や、能登地方中部にある邑知潟断層、
新潟県佐渡市の西側は動きやすくなった可能性があるとした。

一方、富山湾にある活断層は動きにくくなったと解析しています。

ところで、
20231224報告において、
「神奈川県相模原市では、植物生体電位観測で、11/21-12/4の14日間、異常変動となった。」と報告した。

この神奈川県相模原市の植物生体電位観測が、
6月3日午前6時31分の上記M6.0の地震発生の凡そ6時間後から、再度異常変動を観測し、本日で、3日連続となっています。
今後も継続すれば、上記遠田教授の解析に示された、
志賀町からその沖合にある活断層や、能登地方中部にある邑知潟断層、
新潟県佐渡市の西側で、再度の大地震が予想されます。

後日、続報します。

【内容】
●石川県 輪島 珠洲で震度5強 大けが1人 5棟倒壊
NHK News Web 2024/6/3
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240603/k10014469331000.html

地震があったのは3日午前6時31分ごろで、震度5強の揺れを石川県の輪島市と珠洲市で、震度5弱を能登町で観測しました。

また、震度4の揺れを石川県七尾市と穴水町、それに新潟県上越市や長岡市など新潟県の上越地方と中越地方で観測しました。

このほか東北や北陸、関東甲信、東海、近畿、中国地方、四国の広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。

気象庁によりますと、震源地は石川県能登地方で、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。
(中略)

専門家「元日の地震でたまったひずみが引き起こしたか」

地震のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授によりますと、3日朝の地震は、元日に起きたマグニチュード7.6の地震で周囲にひずみがたまったことで引き起こされたと考えられるということです。

そのうえで元日の地震の震源の南にある別の断層がずれ動いたとみられるとしています。

ひずみは、珠洲市や能登町、穴水町の周辺などにたまっているとみられ、今後、同じ程度の地震が起きる可能性があると指摘しています。

遠田教授は「これまでの揺れで地盤が弱くなっている。雨が降りやすい時期にあたるため、土砂災害にも気をつけてほしい」と話しています。

また、遠田教授の解析では元日の地震の震源域の両端にあたる、志賀町の沖合や新潟県佐渡市の西側でもひずみがたまっていると考えられるということです。

付近には海底の活断層が確認されていることから、より規模の大きな地震が起きるおそれがあるとしたうえで、震源が海域の場合は津波にも注意するよう呼びかけています。
★★
上記の遠田教授の解析結果を下図に示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1704861527-951-758.jpg
図中で、赤やオレンジで示された活断層は活動促進と解析された
一方、空色や青色で示された活断層は活動抑制と解析された

志賀町からその沖合にある活断層や、能登地方中部にある邑知潟断層、
新潟県佐渡市の西側は動きやすくなった可能性があるとしています。

一方、富山湾にある活断層は動きにくくなったと解析しています。

ところで、
20231224報告において、
「神奈川県相模原市では、植物生体電位観測で、11/21-12/4の14日間、異常変動となった。」と報告した。

この神奈川県相模原市の植物生体電位観測が、
6月3日午前6時31分の上記M6.0の地震発生の凡そ6時間後から、再度異常変動を観測し、本日で、3日連続となっています。
今後も継続すれば、上記遠田教授の解析に示された、
志賀町からその沖合にある活断層や、能登地方中部にある邑知潟断層、
新潟県佐渡市の西側で、再度の大地震が予想されます。

後日、続報します。