●4/17 豊後水道 M6.6 震度6弱
〇概要
発生時刻 2024年04月17日 23時14分頃
震源地 豊後水道
最大震度 震度6弱
地震の規模 M6.6
深さ 約40km
震度6弱    愛媛県愛南町、高知県宿毛市
震度分布
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/detail/2024/04/17/2024-04-17-23-14-54.html

〇地元の中国四国地方の報道
1,RCC中国放送ニュース2024.04.18 20:08
「過去繰り返しM7前後の地震発生」 豊後水道で最大震度6弱 
沈み込む「プレート内地震」と南海トラフ地震との関連は
https://iraw.rcc.jp/topics/articles/19872

一部引用します。
安芸灘~伊予灘~豊後水道「プレート内地震」 繰り返し大きな地震
〇「プレート内地震」
海側のプレートが沈みこんだ先のやや深い所で起こる地震
〇「プレート境界地震」
南海トラフ地震は陸と海のプレートの境が広い範囲にわたって一度にズレるタイプ
〇「内陸地震」
陸側のプレートにある活断層が動いたものです。
能登半島地震や熊本地震などはこのタイプです。

今回の震源も含めて安芸灘から伊予灘、豊後水道にかけては過去繰り返し大きな地震が起きています。1600年代からのおよそ400年間にマグニチュード6.7~7.4の地震が過去7回発生しています。

過去7回のうちの一つが2001年の芸予地震です。まだ、記憶にある方も多いと思いますが、広島県で最大震度6弱を観測。瓦や壁の落下、液状化現象、道路のひび割れなどが起こりました。


京都大学防災研究所 西村卓也教授
「安芸灘、伊予灘、豊後水道、広島県から愛媛県にかけては海のプレート内部の地震が比較的多く起こる場所と知られていて、マグニチュード7クラスの地震も過去に何回も起こってきた。」

「(気象庁は1週間程度、同程度の地震に注意を呼びかけているが)今回はそこまで地震の規模は大きくはなかったが、わりと同じタイプの地震が起こりやすい地域は愛媛や広島の方まで延びているので、その地域の方はある程度同じくらいの規模の地震に注意してほしい」

「(南海トラフ地震との関連は)震源は南海トラフの震源想定域の中なので、一瞬、ヒヤッとするような地震だったが、プレートの割れている場所が違う、南海トラフのようなプレート境界の地震ではなくて、今回はプレート内部の地震。
影響は比較的限定的というか、地震の規模も基準を満たすほど大きくないのもあって、これが直接南海トラフ地震に結びつくことはないと思う。」

2,テレビ愛媛 2024年4月18日 木曜 午後6:49
震度6弱でも「建物被害少ない」愛大の専門家が愛南で調査「強い揺れ短時間で済んだ」
https://www.fnn.jp/articles/-/687689
一部引用します。

震度6弱を観測した愛南町で調査に入ったのは、愛媛大学で地震工学を専門にする森伸一郎特定教授です。

森特定教授は現地の港湾施設や墓地をまわり被害状況などを調査。港の岸壁に入ったヒビや倒れた墓石が見られたものの、震度6弱を観測した計測ポイントでも建物への大きな被害は確認されませんでした。

森教授は今回、震度6弱でも建物への被害が少なかった要因を「強い揺れが短時間で済んだ」ことに着目していました。

★★
前兆としては、地下水位の変動があります。
上記にあるように、安芸灘~伊予灘~豊後水道の「プレート内地震」ですから
この地域の地下水位観測を見てみます。
地震に関連する地下水観測データベースWellWeb 愛媛県新居浜市観測点
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1713496483-745-739.jpg
黒線が実測の地下水位、緑線はbaytap補正地下水位です。

2月にはいってからやや変動し、3月中旬以降、大きな変動がみられます。
大きな変動は今回の大地震発生の一か月前から見られたことになります。
※愛媛県松山市や媛県西予市観測点でも変動がみられます。

本サイト空の掲示板では、4/13九州中南部に大気重力波が発生。豊後水道の西側です。
https://bbs3.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseinoti--1713005800-799-764-647.jpg