千葉県群発地震で懸念される「関東大震災」誘発の可能性
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smart FLASH 2024.03.14 06:00

上記の記事で、地震学者の方が、今回の房総沖スロースリップと誘発される巨大地震の可能性を述べています。
その中で、気になる点や防災に役立つ点を引用します。


東北大学災害科学国際研究所・遠田晋次教授

[まわりにしわ寄せがいくということは、プレート同士が強く固着し、大地震を起こす力を溜め込んだ場所にも、しわ寄せがいく可能性があります。
最悪、約100年前の関東大震災(M7.9)のような大地震を誘発する可能性もゼロとはいえません。
今後1カ月から2カ月程度は注意したほうがいいですね」

東北大学災害科学国際研究所・津波工学研究分野の今村文彦教授は、こう警鐘を鳴らす。

「入り口が狭い東京湾は、大きな津波が来ない、という“安全神話”がありますが、相模湾や房総半島周辺の海域で大きな地震が発生すると、規模は小さくても津波は湾内に確実に浸入してきます。
その場合、海抜ゼロメーター地域や河川域に被害が出る可能性がありますね。
多くの土地は地盤が高く、防潮堤もあるので簡単に都市部に波が入ってくることはないでしょうが、
たとえば、東京湾には大規模タンカーから小さな漁船まで多種多様な船舶があります。それが漂流して、陸地にぶつかる危険性があります」

 

都市ならではのリスクも多く存在する。

「耐震強化された防潮堤は限られているので、地震によって亀裂ができる可能性があります。
すると、そこから海水が浸入し、場合によっては地下鉄などの地下空間が“水没”するかもしれません。
さらに湾岸のタワーマンション周辺でも、排水溝などが海につながっているので、マンホールや地下の管路を通じて海水が逆流してくる、という懸念もありますね。
関東大震災では、東京湾の津波の被害の記録があまり残されていませんが、鎌倉や熱海、伊東では被害が大きく、トータルで200人以上が亡くなっています」

実際、千葉県が発表しているハザードマップでは、江戸時代の元禄地震や延宝(えんぽう)房総沖地震を参照すると、ディズニーシーの沿岸に3m超の波が到達すると警告している……。

「荒川や江戸川、隅田川などは堤防がしっかりしているので、津波は川を逆流します。逆流して、小さな川に分岐するところで溢れ出し、その周囲で水害を引き起こします。最大限に見積もると、群馬県の館林あたりまでは逆流します」(高橋教授)

★★
私が予想する首都圏M8クラスの巨大地震の地震前兆のモニタリング

その最も大きな根拠は
本サイト浅間山山麓の長野県軽井沢観測点(以下、軽井沢)と千葉県九十九里浜観測点(以下九十九里浜)の大気中ラドン濃度の8年間(2017-2023年)のラドン異常変動

昨年の20230623報告です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1687480299-1133-720.jpg
九十九里浜観測点では、ラドン異常変動は、2008年から始まり、毎年、2023年までラドン異常変動が観測された。その異常変動期間は、5年半となった。
特に、2,022年からは、ほぼ連続的に、異常変動を観測している。
軽井沢観測点では、2,019年から3年間、異常変動を観測し、特に、2020年は、7000ベクレルを超えるような+20シグマを超えるような超ウルトラ変動を観測した。
九十九里浜観測点では、異常変動期間が、5年半となり、超巨大地震型の異常変動と判断された。九十九里浜のラドン異常変動期間5年半は、東日本大震災M9巨大地震前のその期間:3年間を大幅に超えていた。

ラドン異常のその後も凡そ9か月継続していますが、最近の観測値も含めて、近いうちに再度報告します。