【まとめ】
スロースリップと巨大地震続報です。
東日本大震災。この地震の前に10年ほどかけて、震源付近で“スロースリップ”が進行して、大きな地震に至った。
房総沖では、41年間、断続的に、9回のスロースリップが発生した。
このスロースリップから誘発される房総沖巨大地震は、M7.9-M8.6の巨大地震が想定される房総半島南東沖地震です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1709607552-1016-799.jpg
1923年の関東大震災では、地震規模はM=7・9ですので、それより大きな巨大地震と推察されます。
次回以降、上記房総半島南東沖地震震度分布や津波の文献を探して、報告します。
【内容】
●スロースリップと巨大地震続報
3/2報告で、スロースリップと巨大地震の関連性を報告しました。
その続報です。
https://www.fnn.jp/articles/-/666274

一部引用します。
東京大学 地震研究所・青木陽介准教授
「通常の地震は、たまった力が一気に解放されるので、揺れも大きくなりますので、被害も大きくなります。“スロースリップ”の場合は、1カ月くらいの時間をかけて、ゆっくりゆっくりと力が解放されているというのが特徴」

さらに、このスロースリップという現象は、東日本大震災の前にも起きていたという。

東京大学 地震研究所・青木陽介准教授「東日本大震災を引き起こしましたけど、この地震の前に10年ほどかけて、震源付近で“スロースリップ”が進行して、大きな地震に至ったということがあります」

青木准教授によると、千葉県内で起きているスロースリップが大地震を誘発する可能性は否定できないという。

★★
千葉県東方沖で、スロースリップが発生していることが分かった。

1983年、1990年、1996年、2002年、2007年、2011年、2014年、2018年、2024年の計9回、スロースリップが、41年間、断続的に、9回のスロースリップが発生したわけです。

東日本大震災では、この地震の前に10年ほどかけて、震源付近で“スロースリップ”が進行していたと上記の青木陽介准教授は、話していますが、房総沖では、41年間も“スロースリップが発生したわけです。

「千葉県内で起きているスロースリップが大地震を誘発する可能性は否定できない」わけです。
では、スロースリップから誘発される巨大地震で可能性が高いものを下記に示します。

https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1709607552-1016-799.jpg

左側は、過去8回の房総沖スロースリップ震源域の図示です。
右側は、黄色で示されたM7.9-M8.6の巨大地震が想定される房総半島南東沖地震の想定震源域です。
左側の震源域と右側の黄色で囲まれた巨大地震震源域はほぼ重なっています。