首都圏M8クラスの巨大地震震源域の検討その1

【まとめ】
最近一か月間の南関東と伊豆諸島領域のM4.5以上の地震活動をみると、
伊豆鳥島の南方海域(孀婦岩周辺)と鳥島東方沖の海溝軸付近で、
非常に活発な地震活動が続いています。
さらに、10/20には、鳥島近海に“軽石いかだ”とみられる浮遊物がみられた。海底火山活動とみられる。

鳥島東方沖の巨大地震:M8.5クラスによる巨大津波のシミュレーションは10/14報告で詳述しました。
関東から九州の太平洋側に巨大津波が押し寄せ、サイレント津波の可能性が大きいことを報告しました。

さらに、東日本大震災並みのM9クラスになると、房総半島南東沖のプレート三重点から鳥島域に至る長さ500kmの震源域になる可能性もあります。あるいは、房総半島南東沖のプレート三重点と鳥島東方沖の複合地震かもしれません。

房総半島南東沖のプレート三重点のフィリピン海プレートに対して太平洋プレートが沈み込む領域が破壊されると、凡そ1000年前に発生したM8.5クラスの巨大地震の再来となります。

房総半島と神奈川県、東京都(特に23区東部)で震度6から震度7の破壊的な揺れと巨大津波が予想されます。

【内容】
〇最近の地震活動からの推察
最近一か月間の南関東と伊豆諸島領域のM4.5以上の地震活動を下図に示しました。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1697856578-995-734.jpg

左図に示した通り、伊豆鳥島の南方海域(孀婦岩周辺)と鳥島東方沖の海溝軸付近で、
非常に活発な地震活動が続いています。

鳥島東方沖の巨大地震:M8.5クラスによる巨大津波のシミュレーションは10/14報告で詳述しました。
関東から九州の太平洋側に巨大津波が押し寄せ、サイレント津波の可能性が大きいことを報告しました。

もし、M8.5でも超巨大地震なのですが、さらに地震規模が大きい東日本大震災並みのM9クラスになると、房総半島南東沖のプレート三重点から鳥島域に至る長さ500kmの震源域になる可能性もあります。

あるいは、房総半島南東沖のプレート三重点と鳥島東方沖の複合地震かもしれません。

房総半島南東沖のプレート三重点のフィリピン海プレートに対して太平洋プレートが沈み込む領域が破壊されると、凡そ1000年前に発生したM8.5クラスの巨大地震の再来となります。

房総半島と神奈川県、東京都(特に23区東部)で震度6から震度7の破壊的な揺れと巨大津波が予想されます。

※東日本大震災の震源域
断層の破壊は、宮城県沖から始まり、岩手県沖の方向と、福島県・茨城県沖方向に伝播し、その震源域は、岩手県沖から茨城県沖にかけて、長さ約450km、幅約200kmと広範囲にわたりました。 地震の規模は、これら震源域の複雑な破壊過程を解析した結果、マグニチュード9.0とされました。

さらに、10/20:鳥島近海の海底火山の活動活発化が報告される。
鳥島近海に“軽石いかだ”とみられる浮遊物 火山活動か 海上保安庁撮影
https://weathernews.jp/s/topics/202310/200265/

大正関東大震災前には、伊豆大島で中規模マグマ噴火が発生しています。
関東の震災地震前には、火山噴火が先行するケースが多い。