「極めて危険」と専門家が指摘…遺伝子分析で「第3波の傾向」が明らかに

 

 

 

長崎大学では、新型コロナウイルスの感染経路を調べるため患者のウイルスの遺伝子分析に取り組んでいて、

1月7日に「第3波」の傾向が明らかになりました。

 

長崎大学熱帯医学研究所 森田公一 所長

「これが今の状況です。この点に見えますけど、ここに20人ほどのデータが入っています。要するに、非常に近い、あるいは同一の株で皆さん感染しているということ。こういう解析をすることによって流行の状況を把握できるし、クラスターがこっち、あっち出たという場合でもこれとこれは連動、連携しているとこういう情報を使いながら感染をどういうふうに防いでいくかということが考えられる。今、疫学的にも市中感染が起こっていると見られているんですけども遺伝子解析をしてもそれが裏付けられるということ」 

 

長崎大学熱帯医学研究所 森田公一 所長

この結果からも地域内での流行、市中感染が起こっているということなんです。この連鎖を断ち切るためには行政的により強い行動制限、移動制限というものをしないとなかなかこの連鎖を断ち切るということはできないんじゃないかと思います。これはもう極めて危険な状態に入っている。本当にしっかり対策をとらないといつ、ヨーロッパやアメリカのようになってもおかしくない。その前の状況にあると思います