●2020年からの気温低下の可能性
2018/01/30報告
「太陽活動黒点モデルの研究:2021年地球の気温低下と江戸時代:小氷期:マウンダー極小期の気候変動」

日本の江戸時代に、1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間。
長期太陽無黒点期(マウンダー極小期)と呼ばれます。

太陽磁場活動が周期的に極端に弱化し、小氷河期が発生。
マウンダー極小期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、
暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。

日本では、このマウンダー極小期の期間は、湿潤な気候が続き、飢饉が頻発した。台風 ・洪水も多かった。

最近、イギリス:ノーザンブリア大学のワレンティナ・ジャルコワ(Valentina Zharkova)教授のチームは、
太陽活動が1600年代の小氷河期以来なかったレベルにまで低下する可能性があるとした黒点モデルの研究を発表した。

その最近の研究成のレポートです。2018/12/19
イタリア語⇒こちら
https://www.meteogiornale.it/notizia/54918-1-meteo-che-cambia-glaciazione-in-arrivo-lo-dice-la-professoressa-zharkova

この論文で、太陽黒点の超極小が2020年から始まって、そして350 - 400年間続くことを試算しました。

大気中のCO2の増加による地球温暖化のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最悪のシナリオでは、
1平方メートル当たり1.5ワットの余剰熱が発生し、地温が上昇する可能性があるとしています。

上記の太陽活動の低下によって1平方メートルあたり8ワットのTSI(太陽放射)の低下が起こると、試算され、
地峡温暖化効果をはるかに上回る。


上記予想が正しいか正しくないかは、今後、さらに、議論や研究が進むと思います。

ただ、気温低下が、2020年から始まり、350 - 400年間続く小氷河期の可能性があることは、
頭の片隅に入れておいてもいいと思います。また、今後、進展があれば報告します。

●本日は、地震前兆に大きな変化なし。

 

追記:

ワレンティナ・ジャルコワ(Valentina Zharkova)教授の講演

https://tallbloke.wordpress.com/2018/11/05/valentina-zharkova-incorporates-planetary-theory-into-solar-activity-model/


このページの下に、教授の講演のyoutubeリンクが張ってあり、この講演をすべて見ることができます。


https://youtu.be/M_yqIj38UmY

 

私は、講演ビデオを最初から見ました。

お忙しい方は、この講演の結論:conclusionが述べられる38分くらいからでも見てください。

 

特に大事な点は、43:50付近から述べられます。

「太陽無黒点期は、2020年から2055年にかけて起きる。

特に、2028-2032年には、気温低下による、食糧危機が起きる.

政府機関による対策が必要である」