ヒカリノヨル -12ページ目

ヒカリノヨル

はじめまして、けん(じ)くんです。

筋ジストロフィーという筋肉の病です。
闘病生活で感じた事・思ったことや、ライヴレポート・自作の詩を載せております。
曲作りをご一緒できる方を、随時募集しております。
よろしくお願いします。

          『指紋』

                     花信


あなたの手のひらに 脈打つイノチは
ぼくの指先に繋がり 愛を巡らせた

たくましくも儚い 季節たちは
木々や葉を 鮮やかにしては
また ひとつ 消えてゆく

窓のすきまから 零れる
やわらかい光に 手をかざし
瞳を閉じると そこには夢があった

何気ない夜を 一人で歩き
あたりまえにある 空気を吸い込み
あなたを やさしく包むこと

そんな たわいのない生き方

流るる 指先から放つ旋律
街を 時間を 季節を

そして ぼくの頬をすり抜けていった

あなたの手のひらを かたく握ったまま

あの、やわらかい光にもどりたい

あなたを、、、

そっと、、、
「ゆめをみせて」

                花信


想い出には すがれない
弱さを見せてしまうから
悲しみには 触れはしない
涙でなにも見えなくなるから

あなたの涙を側で見つめても
この手で拭うこともできない
そう つぶやく僕にあなたは
『心で拭ってよ』、と云った

キミにはもう すがれない
弱さに甘えてしまうから
優しさには 触れられない
あの冬を思い出してしまうから

まぶしい あの頃のような
強く根付いた ゆめをみせて
いとしい あの頃にみた
切なさ感じさせる 笑顔を
あなたの笑顔をみせて

かぜが頬を 伝うだけ
それだけで涙があふれる
まるであの日 僕を慰めた
あなたの細く伸びた白い指

まぶしい あの頃のような
強く根付いた ゆめをみせて
いとしい あの頃にみた
切なさ感じさせる 笑顔を
あなたの笑顔をみせて

想い出には すがれない
弱さを見せてしまうから
悲しみには 触れはしない
涙でなにも見えなくなるから

あなたの涙を側で見つめても
この手で拭うこともできない
そう つぶやく僕にあなたは
『心で拭ってよ』、と云った