西日本一の広さの大浴場に入ったことがあります! | モモナゲットの和風寄せ鍋エッセイ

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当初は東洋医学を主体に各種健康情報を紹介していく予定でしたが、
いつの間にかエッセイや歴史情報なども織り交ぜて書いております。
当面「いいね」にも対応して柔軟に題材を絞っていきますのでどうか
よろしくご笑覧のほどお願い申し上げます。

この時期、ずっと浴室の改修を考えています!

ここ何日か低気圧が停滞して雨天が続いています。

梅雨時とは違って、個人的にはこの時期の雨はそれほど嫌いではありません。

それには理由があります。

激しく降るというより、じっとりと濡れそぼる 優しげな雨は、樹木などの生き物にとってはありがたい潤いがもたらされるものですが、実はこの季節になると必ず思い出される特別な詩集の記憶があるからなのです。

いまどき、詩集などを開いて読む人間は珍しいのかも知れません。


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それが西脇順三郎の有名な詩ですが、1933(昭和8)年、英国留学後に上梓された作品ですから、今の時代からみればずいぶんと古いものです。

詩が創作された時代は古くても、古さを感じさせない詩情があるというわけです。

これは、多分私だけの感慨ではないのではないかとも思っています。

そういうことで、この時期の雨の情景を見ていると、反射的にその西脇順三郎の代表詩集『Ambarvalia(あむばるわりあ)』の一編をつい思い出してしまいます。

毎年のように、いまの季節感がそのままその詩に重なってくる感じがしてきます。



南風は柔い女神をもたらした

青銅をぬらした 噴水をぬらした

ツバメの羽と黄金の毛をぬらした

潮をぬらし 砂をぬらし 魚をぬらした

静かに寺院と風呂場と劇場をぬらした

この静かな柔い女神の行列が

私の舌をぬらした」


この詩の何が素晴らしいのか?

中でも強くイメージされるのが「風呂場」です。

詩にあるように、雨の日の風呂場、浴室がわたしには特に鮮烈なイメージとして思い浮かんでくるのです。

それも洋風なタイル張りのひろい浴室でなくてはならないのですが、ここでは現代の欧米風な浴室とトイレが一緒になったようなのはむしろ興ざめしてしますし、できたら古代のローマ風な広い浴場が好ましいように思います。

温泉地九州には、それこそ体育館のように広々とした浴場施設があるのですが、イメージ的にはこれが最も近いわけで、その開放感はまた格別なのです。

だからこの時期雨が降ると、何だか昼間から無性に風呂に入りたくなります。

しかも雨天の日と浴室とが重なることに、何故だか強く心惹かれるというわけです。

それもここには一つの拘りがあって、明るい日中でなくてはこの詩と頭の中のイメージとがうまく重ならないような気がするのです。

しかも可笑しな事に、明るく綺麗な浴室には白い浴槽がもっとも似合うのではないかとか、そこには漠然と考えている自分がいるのです。

そして、毎年この時期必ず思うのです。もうそろそろ我が家の古くなった浴室を綺麗に改修しなくてはならないのではないかと。






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