思い出に残る冬景色はありますか? | モモナゲットの和風寄せ鍋エッセイ

モモナゲットの和風寄せ鍋エッセイ

当初は東洋医学を主体に各種健康情報を紹介していく予定でしたが、
いつの間にかエッセイや歴史情報なども織り交ぜて書いております。
当面「いいね」にも対応して柔軟に題材を絞っていきますのでどうか
よろしくご笑覧のほどお願い申し上げます。

 

 

 

 

時空間が波打つとき!
過去の記憶の中にはとても可笑しくて笑ってしまうような出来事や不可解な出来事などが、幾度もあったように思う。

それも一度や二度のことではないのである。

後から思い返してみても、やはりあれは何だか妙だったというようなことがふと感じられるときがある。

常識から見れば不可解とも思えるのだが、いまだに記憶の底に消えずにそのまま残っている。

たとえば、何者かに後ろから操られているような変な気分にさせられるといった、そうした説明のつかないような不思議な体験というものは誰にでも一つや二つはあるはずである。

それは、たしかにそうしたおかしな過去の出来事であった。

40年、いや50年近く以前のはるか昔の少年の頃の話しである。


小学生のときは冬の天気がよいときは始業のベルがなるまでの間、わずかな時間ではあったが、私はひとりで校舎の東側に行って壁際で日向ぼっこをしていた。

それが私のささやかな冬の楽しみでもあったが、そうした日向ぼっこは私だけではなくて、周囲には同級生も何人かいてわいわい騒いでいることが多かった。





hinata.jpg



小学校は田舎の、それも田園地帯のど真ん中にあった。

東側の校舎の壁に沿って目の前は幅が2メートルほどのコンクリート張りの通路になっていて、すぐ向かい側は田んぼに水を流す農業用のクリーク(水路)になっていた。

通路とその水路の境にはフェンスも何もなかったし、対岸は普通の草の生えた土手であった。

当時は小学校の敷地と周囲の田んぼとの境界線が、そうした農業用の水路で囲まれているかたちになっていた。

そのクリークの幅は3メートルもあったであろうか。

春先から夏場は水量がわりと多くてさらさらとした流れがあったが、秋から冬場にかけては膝下ぐらいまでに水位が下がっていた。

そこからの風景はというと、目の前は水路が南北に流れて、その先はずっと田んぼが山すそのほうまで続いているという田舎らしいありふれた景色が広がっていた。

思い出に残るその可笑しな出来事はこの場所で偶然発生したのであった。

その日はどうしたことか、日当たりのよい壁際で日向ぼっこをしているのは私だけであった。

そこへ後から級友が二人やって来たのであるが、日向ぼっこするでもなく目の前の水路の傍まで行っていきなりふざけ始めた。

片方が水路に相手を突き落とすような悪ふざけを仕掛けて、しばらくそれを繰り返していた。

二人とも面白がって交互に水路に落とすようなそぶりで、危なっかしい遊びに興じていた。

それはほんの一瞬であった。

あっという叫び声と同時に、二人は仲良く抱き合うような姿勢のまま崩れるようにして水路側に倒れこんだ。

瞬間、バシャッという水音がした。

それはまさしく私の目の前で起きたのである。

晴天とはいえ、冬の寒い日である。

二人は水路から這い上がると、びしょぬれのまま慌てて職員室の方へと掛けていった。

二人はそのままでは走り難かったのか、走りながら途中で濡れぼそったズボンを慌てた様子で脱いでいた。

ズボンを脱いだ下着姿で走っていく二人の姿がいまでも記憶に残っている。

当時は職員室にだけ暖房用の石炭ストーブがあったので、こうした場合とりあえずそこで服を乾かすしか手立てはなかったということだ。

その日はそれだけで済んだのだが、話はこれだけでは終わらなかった。


翌日も晴天であったので、前日同様、私は同じ場所で同じように日向ぼっこをしていた。

当然のことであるが、そのときの私は昨日の級友の転落の様子を頭に思い浮かべていた。

思い出しても何だか可笑しな成り行きであったと思った。

そこへ級友が3人やってきた。

うち二人は前日水路に転落した当の級友であった。

二人は現場検証よろしく、連れてきた別の級友に昨日の思いがけない事件の顛末をあれこれと説明していた。

現場を前にして言葉であれこれ説明するだけでは終わらずに、そのときの二人の体勢や状況を細かく再現しつつ友人に伝えようとしていた。

彼らにとってとんだ災難であったわけで、どうにかして昨日の不運な成り行きを相手に詳しく説明したいという様子が傍にいる私にも伝わってきた。

その当事者二人の真剣さが、むしろ可笑しくもあった。

私から見れば、その成り行きは当事者同様に分かるわけだから、あらためて当人らの状況や災難の経緯が事細かに実感できるという感じであった。

そうした様子を傍近くで見ている私にとっては、昨日と同じ情景がそのとき目の前でうまく再現されているなあという漠然とした感慨があったし、それでいてそれを誰かに見せ付けられているような不思議な感覚を覚えていた。

何故なら場所も同じ。私の立ち位置も同じ。朝の時間帯も同じ。二人の級友の立っている位置さえもまったく同じといってよかった。

同じ空間ということで、たしかにそれはとても妙な感じであった。

そこに昨日同様の情景が目の前にあって、それがまさに同じように展開されていくという蓋然性があるということは、一体これはどういうことなのであろうかという、そうした漠然とした傍観者としての感慨がかすかに頭をかすめた。

数十年後にビデオという映像装置が登場し、始めて映像のリプレイという機能を見せられて思わずはっとさせられた体験とどこかしら似ていた。

いや、それとまったく同じであったはずである。

次の瞬間二人のあっという叫びと同時に、私は昨日同様に二人が抱き合ったまま水路に転落していく情景を同じ位置から見ていた。

そこには再現された情景がそのまま展開していた。

いや二人の級友は、私の目の前で昨日の転落劇を見事に再演してくれていたのである。

確かにそのときの私は、内心すごく可笑しかった。

すべてが見事過ぎて、そのまま思わず手を叩いて大笑いしたい心境であった。

だがそれ以上に眼前であまりにも忠実に昨日の情景が再現されたことの驚きの方が、はるかに大きかった。

一体これは何んなのだろう?

級友二人は水路から這い上がると舌打ちをして、濡れたズボンを脱ぐと昨日同様びしょぬれの下着姿で同じように職員室の方へと走っていったのだった。

私は昨日とまったく変わらぬ二人の後姿をずっと見つめていた。







「冬景色(冬げしき)」~文部省唱歌メドレー「ふるさとの四季」より (根城中学校合唱部)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「天魔王信長の野望を打ち砕く 我が武略に勝算あり」ノンフィクション
 
tuku
「戦国日本人奴隷貿易の真相とキリシタン弾圧の背景」ノンフィクション
 
奴隷船
「治療家・セラピストのための生体経絡・生気論」
 
経絡論
「時代小説短編集・憑依(つく)」
ミステリアスな題材による時代小説
憑依3
「徐福渡来伝説を検証する」太古の日本に渡来した徐福とは何者か?古代史ドキュメント
cover2
「おいしいりょうりをつくろう」
電子絵本シリーズ
dam
「こわいおばけがでたぞ!」
電子絵本シリーズ
dom
「とおせんぼ」
電子絵本シリーズ・ぬりえができる
tosenbo





denden3商品詳細

電磁波過敏対策・電磁波攻撃防御製品[電磁番AZ]denjiban-1301
あなたの気になるその不快感は電磁波が隠れた原因かもしれないのです!
慢性的な疲労感、集中力の低下、頭が重い、耳鳴り、不快なめまい、息苦しさ、眼の奥がいたむ、皮膚が乾燥してひりひりする、すく赤くなる、顔がむくんだりほてる、からだが重く疲れる、肩こりや関節の痛み・・・etc
あなたはこの苦痛を誰に訴え相談されますか?
市役所、消費者生活センターや公的機関、警察、病院、弁護士?・・・etc
そしてすっきりと解消されましたでしょうか?

原因不明の不快な環境ストレスの原因は、多くの場合目には見えない電磁波ノイズが関係しています。

反射錯乱する電磁波ノンズは遮断だけでは防御出来ないのです?!

電磁波中和装置「電磁番AZ」は多用途の機能的防御が可能です。携帯するだけ、貼るだけ、置いておくだけ!
準静電界レベルの干渉による不快な電磁波過敏、電磁波音波攻撃対策の防御製品として、
「電磁番AZ」はご利用者の皆様から高い評価を頂いております。
★電磁波中和放電装置「電磁番AZ」をテレビやパソコン、各種電子機器、電子レンジなどの電気機器の上や車両内に、一個セットするだけで「特殊電子回路」が周囲に放射される有害電磁波に干渉して中和放電変換します。
★日本国内の電磁波環境に対応した製品です。不快な電磁波ノイズの中和放電によって身体への悪影響はほとんど感じられなくなります。
(実際のストア評価のお客様の声を参照ください)
★隣接した建物や施設から放射される不快な波動ノイズ、悪質な電磁波攻撃、嫌がらせにも対応いたします。 製品の耐用年数は、普通に使用すれば3,40年以上そのままで使用可能です。
★一般の住居内はもとより、店舗・事務室・治療室や病室、オフィス内環境を電磁波レベルで整え防御します。(取り扱い説明書を添付しております)

★製品サイズ 直径10cm 厚さ 1.5cm 重さ 約170g

電磁番AZ使用時の注意事項

★「電磁波中和装置電磁盤AZ」は、周囲のマイナス波動の電磁波を干渉中和放電するため、DVDショップなどの店舗内に設置された盗難防止システムのゲートセンサー(レーダー)の電磁波にも敏感に反応し、有害電波の波形を変換してしまいます。
そのため「でんじ・ばん」を携帯したまま入店されますと、警報システムによっては電磁波シールドの変化で出店時のゲートでの誤作動で警報が作動してしまう場合がありますので、店内持ち込みによるトラブルには十分ご注意下さい。


詳細は
外部サイトのリンクページの「電磁波中和装置電磁番AZ」のセット方法について」をご覧ください。
電磁波過敏や電磁波攻撃対策法については

外部サイトのリンクページの「波動電磁波情報検討会」を参照ください。
電磁波中和装置電磁番AZについての解説(クリックするとリンクページが開きます)

「電磁波中和装置電磁番」のご案内
電磁波過敏について
電磁波攻撃によるストレス症状について
「電磁波中和装置電磁番AZ」の干渉中和放電効果について
「電磁波中和装置電磁番AZ」を使用されているお客様の声
「電磁波中和装置電磁番AZ」の機能と構造について
「電磁波中和装置電磁番AZ」に関するご質問と解説
「電磁波中和装置電磁番」を使った気の調整法について
電磁波過敏の関連の出版物
最近の重要な電磁波情報
不眠症対策について
レーザーポインター攻撃
スマホ電磁波の対策予防法
スマホ乗っ取り攻撃について
電磁波攻撃・嫌がらせ対策
最新の電磁波攻撃機器とは
電磁波被曝と準静電界について
米国大使館電磁波被曝事件
迫り来る次世代5Gの脅威とは