カノプス壺 | アロマティック・スローライフ

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アロマテラピーコンサルタント
アロマテラピーと、ときどき京都の美しいものとおいしいもの

*5/28毎日新聞さんの記事より 詳細は下部に

 

アロマテラピー おうちのやさしい薬箱レッスン」の最終回で登場する”アロマテラピーの歴史

 

受験勉強用の世界史と違って、好きな分野である芳香植物の利用という視点からみると、本当に楽しくて引き込まれますラブ

 

 

紀元前から芳香植物の機能性を人々は認識していて、身の回りにある、時には遠くにある植物を取り寄せて使っていたようです。

 

 

拙著『あたらしい アロマテラピー事典』の巻頭でも歴史を扱っていますが、

 

古代エジプト時代のところに書いた「カノプス壺」。

こだわって画像も載せてもらいました^^

 

これはミイラを作るときに取り出した内臓を入れる容器です。ちょっと怖いですね。

 

人体の保存=ミイラを作る時にも、ミルラ(没薬)などの芳香植物が多用されたことはよく知られていますが、

 

 

興味深いのは、このカノプス壺、内臓がただやみくもにツボに入れられていたのではなく、

 

ツボごとに入れる内臓が決まっていたこと。

 

ツボの蓋がワシだったり、犬だったりも決まりごと。

 

ちゃんとその臓器の機能を認識していた証とされています。

 

 


 

これは先日「毎日新聞」さんの記事「古代エジプトでミイラつくった作業場を二つ発見 最大規模」にあがっていた画像。

*記事名をクリックすると毎日新聞さんのサイトに移動します

 

 

「エジプト展」などと銘打った展覧会でカノプス壺の実物をみたことは何度もありますが、

 

こうやって土の中から掘り出された状態を、

 

たとえ画像でも見ると、より”実際にあったこと”として身近に感じる、迫ってくるものがあります。

 

この壺だけでも調べると本当に面白いのですニコニコアップ

 

どんな匂いがするのでしょうね〜

 

ちなみにミイラは良い香りがするそうですよ飛び出すハート

2021年の「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」でもネコのミイラが出展されて、香りの再現も試みられていましたねニコニコ

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midiクラススケジュール

▶︎6月期受付〆切日:6/20(火)

●「和精油と日本の植物油脂講座 ベーシッククラス」(全2回)

東京クラス  6月24日(土)、25日(日)

 

▶︎7月期(全てオンラインクラス

●2023年「カラダのことクラス」毎月第1月曜日 7月3日〜

●「和精油と日本の植物油脂講座 ベーシッククラス」(全3回)土曜クラス 7月8日、22日、29日

●「アロマテラピー おうちのやさしい薬箱レッスン」(全6回)火曜クラス 7月11 日、18日、25日、8月1日、8日、22日

 

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