日本固有種の植物から | アロマティック・スローライフ

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間もなく〆切●ハンドトリートメントクラス札幌(5/29) 

 

秋の紅葉も良いけれど、この新緑の時期のモミジも大好きです。プロペラ型の種子の色も美しラブラブ

 


現在開講中の「和精油と日本の植物油脂講座 ベーシッククラス」、今週は2回目でした。

 

 

2回目はスギヒノキコウヤマキ 3種類の日本の固有種が登場します。

 

古来、この日本列島にあり、日本人が生活の中に取り込んできた植物です。

 

 

精油の原料となる植物が持つ背景、使われ方をみてみると、その精油のキャラクターが見えてきます。

 

 

ヒノキは誰もが知る優秀な建材

 

素戔嗚尊(スサノオノミコト)は「宮殿はヒノキで建てるべし」という言葉を残したとか。

 

その真偽はさておき、実際に多くの神社仏閣はヒノキが使われていますし、人々の住まいにもとても好まれました。

 

ヒノキの木の香りは、建物という「命を守る」ためのものが持っている香りです。

 

 

 

一方スギは、家の中の柱、そしてわっぱ、お箸、桶など、その多くが建物の中で利用されてきた樹木。

 

酒、味噌、醤油などを作る大きな樽も、使われるのはスギ材です。

 

スギの木はいつも「命を養う」もののそばにあった香りです。

 

 

「どうしてこの樹木を選んだの?」と考えると、とても面白い。

 

往々にして、授業は脇道にそれがちですキョロキョロ

 

 

 

ベーシッククラスでは、ヒノキは木の精油を、スギは葉の精油を扱っています。

 

 

木と葉では役割が異なるので、含まれる香気成分が異なります=香りも異なり機能性も異なる

 

 

ヒノキは葉の精油もありますし、スギは木の精油もありますが、

 

日常生活の中で、より機能的に役立つのは、ヒノキは「木」の精油で、スギは「葉」の精油かなと思います。

 

 

最後に、金曜クラスのこぼれ話を。

 

ヒノキの木の精油にはα-カジノールという香気成分が含まれています。

虫歯菌で知られるミュータンス菌に対して抗菌作用があることがわかっています。

 

この香りを香った時の感覚を聞いたところ「口の中がスッキリする感じ」と返ってきました。

 

す、鋭い!α-カジノールの働きを感覚で嗅ぎ取られたのかも。びっくりしましたまじかるクラウン

 

 

 

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▶︎midi 5月期のクラス 

●「ハンドトリートメントクラス札幌(5/29)間もなく受付〆切 /東京クラス(7/6)京都クラス(7/9) 

 

▶︎6月期のオンラインクラス 6月はナチュラルケアクラスが3つ!

極上のリップバーム」 6/6(月)昼クラス11時〜、夜クラス19時〜

夏の虫対策:アウトドアスプレー」 6/8(水)11時〜、6/12(日)08時〜

瞑想と香り」 6/14(火)15時〜、19日(日)08時〜 

エッセンシャルオイル スタディクラス2全3回 月曜昼クラス/夜クラス

●「和精油と日本の植物油脂講座 アドバンスクラス」全1回 金曜昼クラス/土曜昼クラス

 

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