チベット医学では
「親しい人とゆっくり語らう時をもつこと」
これも療法の一つだそうです。
身に沁みますね。
今、チベット体操の指導をされている方(アロマテラピーの有資格者)が、いくつかのクラスを受けてくださっていて、
そう言えば、昔チベット文化に少し興味を持っていた時期があったなぁと思いだしたのと、
先日NHKの番組でチベットのタンカ絵師の特集をしていたので、久しぶりに振り返ってみました。
2009年、上野で開催された「チベット展」でも、やはり印象に残ったのはチベット医学でした。
これは医学について図解したタンカ「四部医典タンカ・樹木比喩図」
タンカはチベットの伝統的な絵画。『四部医典』を図解したタンカは80枚ほどあるとか
『聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝』より
8世紀頃に確立したという「チベット医学」
その頃に記された『四部医典(しぶいてん)』
治療法の柱は4つ
・食餌療法
・生活療法
・薬物療法
・外科療法
たとえば、呼吸や循環器の病気には
食餌療法として摂るべき食べ物や薬物療法、外科療法が記されていて、
生活療法として”身体を温めること”、そして”親しい人とゆっくり語らう時をもつこと”という治療法が示されています。素敵
まさにホリスティックですね!
外科療法では病気によって、マッサージや温湿布、鍼灸などが記されています。
マルグリット・モーリー氏もチベット医学や中国、インドの医学を学んだことが知られていますが、
つまり、イギリスで広まったホリスティックアロマテラピーには「東洋の血」が流れていると言えますね。
昨日、嵐山に行きました。
春の陽気と草木が放つ春らしい甘酸っぱい香りが漂い、そして家族やカップル、友人同士でそれを楽しむ人たちがいて、
これは”健やかに暮らす”ことにとって大事なことなのだと思いながら眺めていました。
まだまだ感染症流行は続いていますが、この1年で「どのようにすれば良いか」ということも学べたと思っています。
精油は心身の大きなサポートになっています。
気を緩めず、でも身につけたことを踏まえて、これからの季節を楽しもうと思います。
2009年のブログ「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」とチベット医学
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