これまでも「意識して嗅ぐ、嗅覚の回復」や「嗅覚トレーニング」で
感冒後嗅覚障害などでは、
嗅覚トレーニングが功奏する、
嗅感覚が復活する
というドイツの報告について書いてきたのですが
日本の耳鼻咽喉科のドクターも取り入れる方が増えているようで、
実際に耳鼻咽喉科で嗅覚トレーニングを勧められたという知人もいますし、
私のクライアントや、私自身もそのトレーニングの効果を実感しています。
できるだけ、多種類の芳香成分を嗅げるように、3種類ほどの精油を選んで、それを日に何度か香るだけ。簡単
「芳香成分なんてわからない」という場合も大丈夫です。
できるだけ似ていない香りを選んでみてください。
例えば、柑橘系から1種類、森林系やハーブ系から1種類、フローラル系から1種類
のように
自分で選んだ精油で作れる「香りのスティック」は嗅覚トレーニングにも便利です!
小さくて軽いのでバッグに入れて持ち運びも楽々!
ただ、新型コロナウイルス感染症による嗅覚障害に関しては、
現段階では、なぜ嗅覚障害が起こるのかというメカニズムはまだ解明されていないようです。
不思議なのは、ウイルスが持つ突起に対する受容体は嗅細胞にはなく、あるのは支持細胞なのだそうです
さらに「異臭症」も起こるのだとか。
詳しく知りたい方は『日経サイエンス』2021年6月号の記事「COVID-19危うい後遺症」がお勧めです
ご存知の通り、匂いの伝わり方は大きく分けると2段階。
そして重要な役割を果たしている嗅細胞は生まれ変わります。
もしCOVID-19によって嗅覚障害が出たとしたら、
メカニズムが解明され、治療法が確率するのを待ちつつ、
でも、ただ待っているのではなく、
日々、嗅覚トレーニングをすると良いのではないかなと思います。
もちろんドクターのアドバイスを受けるのも大事。
アロマテラピーを仕事にしていると、毎日精油の香りを意識して香るので
それが嗅覚のチェック&トレーニングにもなっています
精油の香りだけではなく、日々摂る食事や飲みものの香りを十分に味わうことを意識すると良いのかもしれないですね
昨年、ずっと載せていた山中先生のサイトですが、ここ最近の内容が気になるので、また載せておきます。
新型コロナウイルス感染症 参考サイト
・鐡人三國志 中澤先生のブログ
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