丸一日、ゆっくりと休憩した翌日は、20年のお付き合いになるFlorihanaさんの蒸留所、そしてハーブの調剤薬局としても有名なキャトル シュマン(L'herboristerie des 4 chemins)さんを訪ねました。
Florihana本社
5年ぶりの訪問です
Florihanaさんの社屋はログハウス
北欧からわざわざ取り寄せて建てられています
周囲の環境も自然が広がり本当にのどか。
ただのどかな雰囲気とは裏腹に…
蒸留所見学の際は靴カバーを。撮影もNG
蒸留所のほか、研究施設やコスメティクスの製造ラインもあります
国内外、いろいろな蒸留所を見せていただいていますが、
Florihanaさんほど設備が整っている会社は見たことがありません
詳細はFlorihanaさんのサイトをご覧になってみてください
一般的な精油ブランドは、自社で数種類の精油を独自に蒸留しているか
もしくは全く蒸留は行わずに全世界から必要な精油を集めてまとめ、世に出しています。
Florihanaさんは、もちろんコート・ダ・ジュールで生育しない植物から蒸留する精油は
それぞれの産地から取り寄せておられますが、
自社の山や畑で育つ植物から蒸留されている種類がとても豊富。
研究用も含めて50種類以上蒸留していると伺いました。
Florihana社の精油は品質がとても良いにもかかわらず他社に比べてお手頃価格なのは、こんなところにも理由があるのですね。
中でも圧巻は野生のラベンダーが育つ山を2つも持っておられること。
これは5年前に訪問した時に連れて行っていただいたコーソール(CAUSSOLS)の山
標高1500mにある野生のラベンダーの群生です
息をのむほどに美しい風景でした
見ているぶんには良いのですが、これを刈り取るのはたいへん!
一列に並んでいる畑はそれはそれで美しくて、そして作業も効率よく行えますが、
野生のラベンダーは点在しているので労力が何倍にも
さらに高地ゆえ空気も薄いという、負荷もかかります
感謝して使いたいですね
これはFlorihana本社に飾られていた刈り取りの風景(これは撮影OKでした)
美しいですね
こちらも5年前に訪問した時に見せていただいた鎌
ラベンダーの刈り取りの際に実際に使用されているものです
*別ショットを『あたらしいアロマテラピー事典』に掲載しています
前回はひとりで訪問しましたが、今回は心強いメンバーで。
Style et Parfam(スティル エ パルファム)の地引由美さん(右)
レインボーガーデン主宰の篠原由香さん(後)
地引さんはフランス語が堪能でいらっしゃるので、常に頼りきりでした
そして中央に写る方はグラース在住の悦子さん。
彼女なくして今回のグラースの旅は成しえませんでした。
美しい色のアザミ
グラースでもワイルドキャロットが種子を作る最中でした
長くなってきましたので、調剤薬局キャトル シュマンさんはまた明日…
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