イスラエルは「代償払う」、レバノン南部への攻撃で=ヒズボラ幹部

[ベイルート 15日 ロイター] - レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは15日、レバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃で子ども5人を含む10人の民間人が死亡したことを受け、イスラエルは「代償を払う」ことになると語った。

イスラエル軍は、レバノン南部ナバティエに対する「正確な空爆」でヒズボラの精鋭「ラドワン部隊」の司令官らを殺害したと表明。ヒズボラは戦闘員3人が死亡したと発表したが、死亡したのが指揮官だったかは明らかにしていない。

レバノンの情報筋によると、ナバティエの集合住宅に対する攻撃で民間人7人が死亡。7人は親族で、このうち3人は子どもだった。このほか、国境沿いのアル・サワナ地区への攻撃で女性1人と子ども2人が死亡した。

こうした事態を受け、ヒズボラの政治家ハッサン・ファドララ氏はロイターに対し、ヒズボラには「市民を守る正当な権利」があると語った。

在ベイルートのカーネギー中東センターのモハナド・ハゲ・アリ氏は、イスラエルが交戦規定の「限界を試している」ように見える一方で、ヒズボラは「可能な限り事態を収束させる」意思を示しているとしている。

イスラエルは「代償払う」、レバノン南部への攻撃で=ヒズボラ幹部 (msn.com)

 

米国と英国によるイエメン攻撃は、この1か月で400回以上に

 

 


米国と英国によるイエメン攻撃は1か月で400回以上に

Cradle 2024/02/14

Over 400 US, UK attacks on Yemen in one month: Sanaa

 

イエメンのサヌア政府のダイファラー・アルシャミ情報大臣は 2月14日、米国と英国が先月以来イエメンに対して数百件の攻撃を行ったと発表した。

米国と英国は同国に対し、203回の空爆を含む 403回の攻撃を実施した。

シャミ氏は、10月にガザ・イスラエル戦争が始まって以来、イエメン海軍は米国船舶 14隻、英国船舶 3隻、イスラエル船舶 17隻に対して作戦を実施していると付け加えた。

「我々はシオニスト犯罪組織を支援する 99の米国の商品、企業の入国を禁止した」とシャミ氏は語った。

「我々は、アメリカとシオニストの商標[に関連する 354の代理店と 12の企業と 23の企業の支店を閉鎖した」と彼は続けた。

「イエメン共和国に対して敵対的な特定の団体や国をリストアップするための法案が準備されている」

11月、イエメンのサヌア政府軍は、アンサララ抵抗運動と歩調を合わせ、紅海にあるイスラエル所有または関連の船舶およびイスラエルの港に向かう船舶を標的とした軍事作戦を開始した。これらの行動はパレスチナとガザの抵抗勢力を支援するために行われた。

サヌアは、戦争とガザ包囲の両方が終結し、十分な援助がパレスチナ人に届くまで、これらの作戦を継続すると約束した。

この攻撃はイスラエル経済と世界の海運全体に大きな打撃を与えた。大手海運会社数社は紅海での航行を中止し、長時間かつ高額な航路変更を余儀なくされた。

米国と英国は先月、アンサララ抵抗運動とイエメン軍の封鎖に対抗してイエメンに対する暴力作戦を開始し、イエメンは米国と英国の船舶を攻撃することで対抗した。

イエメン最高政治評議会議員モハマド・アリ・アル・フーシ氏は 2月8日、「すべての外国軍艦は紅海を離れ、イエメンへの攻撃を止め、国家封鎖を終了しなければならない」と述べ、すべての外国軍艦を紅海から撤退させることを誓った。

最新の米英による攻撃は 2月13日、ホデイダ市で発生した。

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2024.02.20

イスラエル軍のガザでの虐殺に加担するアラブ諸国政府は厳しい状況に陥る 

 

 ハマスなどの戦闘員が10月7日にイスラエルへ攻め込んだ後、イスラエル軍はガザの北部を攻撃、建物を破壊し、住民を虐殺し始めた。住民は南部へ移動、100万人以上がラファへ避難したと言われている。そのラファをイスラエルは攻撃する準備を進めているという。

 

 こうした中、​エジプト政府はガザから西へ約3.5キロメートル離れた場所に壁を建設、土地を整地しているとAPが伝えた​。その中に10万人以上を収容できるという。イスラエルはガザを破壊、住民を虐殺、残った人びとをシナイ半島の砂漠へ強制的に追放しようとしているが、その「受け皿」である強制収容所をエジプトは建設している可能性がある。

 

 イスラエルはEU経由でエジプトに対し、パレスチナ人を受け入れるように圧力をかけてきたと言われているので、その圧力に屈した可能性もあるが、受け入れた場合、イスラム世界ではエジプトがイスラエルによるパレスチナ人虐殺に加担したと見なされると指摘されている。

 

 こうした反発を抑え込むため、欧米の金融機関は融資免除などで買収にかかっていると言われているが、そうした買収に応じた場合、イスラム世界を揺るがす事態が生じるかもしれない。

 

 こうした中、ガザで住民を虐殺しているイスラエルに立ち向かっている人びともいる。例えば、イエメンのフーシ派(アンサール・アラー)はイスラエルへ向かう船舶に対する攻撃を開始、ガザでの虐殺が終わるまで続けると宣言している。そのイエメンをアメリカやイギリスを中心とする国が攻撃しているが、フーシ派は屈していない。

 

 また、レバノンのヒズボラはイスラエル入植地をミサイルで攻撃、イスラエルはレバノン南部へ軍事侵攻する姿勢を見せている。イスラエルやアメリカにはイスラエルが無敵の「神の軍隊」だと錯覚している人もいるようだが、ヒズボラには訓練された軍隊があり、イスラエルの都市を攻撃できるミサイルを保有している。しかも強力な防衛線があるとも言われている。

 

 イスラエル軍の地上部隊が2006年7月から9月にかけてレバノンへ軍事侵攻したが、その際にイスラエルが誇る「メルカバ4」戦車が破壊され、ヒズボラに敗北した。その時よりヒズボラは強い。イスラエル人の多くはレバノンに対する大規模な軍事作戦に賛成しているというが、簡単に勝てると思っているのだろうか?

 

 イラクのカタイブ・ヒズボラ、アサイブ・アル・アルハク、バドルなどのシーア派の戦闘集団もイスラエルやアメリカを攻撃した。イラク政府の圧力はあったが、その姿勢は変化していない。

 

 こうした戦闘集団は自分たちの判断で行動し始め、それと同時に情報交換を行っているという。昨年10月の攻撃より数カ月前には会議を開いていたと言われている。

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ブラジルがイスラエルとの外交関係を断絶

 

 


ブラジル、イスラエルとの外交関係を断絶

watcher.guru 2024/02/19

BRICS: Brazil Ends All Diplomatic Relations With Israel

 

ブラジルがイスラエルとの外交関係をすべて断絶した

ロイター通信の報道によると、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領は、駐イスラエル大使を召還することを選択したという。

この決定は、ガザで進行中の戦争に関するダ・シルバ氏の発言を受けて関係が緊張したことを受けての決定となった。

具体的には、ルーラ・ダ・シルバ氏は以前、イスラエルの対ハマス戦争と第二次世界大戦のナチスによる大量虐殺との類似点を声高に主張していたとロイターは指摘している。

その後、ブラジル大使はイスラエルのイスラエル・カッツ外相から叱責された。これを受けて、ブラジルは 2月19日に大使を召還することを選択した。

ここ数年の世界情勢で最も憂慮すべきものの一つといえるガザ地区で進行中のイスラエル軍事紛争は、世界中の国々の多くの政治指導者たちの意見を動かしてきた。さらに、彼らの多くは、現在進行中の戦闘のさなか、自らの見解を明らかにしている。

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2024.02.20

ガザで医療活動して帰国した米国人医師はそこで絶滅活動を見た 

 

 イスラエル軍はガザの住民を虐殺し続け、100万人以上の人びとが避難しているラファへを攻撃する姿勢を見せている。それを支えているのはアメリカやイギリスをはじめとする西側諸国だ。アメリカはイスラエルに基地を保有、武器弾薬を保管しているが、それだけでは足りない。

 

 地中海の東にあるキプロスにはイギリス空軍のアクロティリ基地があり、そこはイギリス空軍だけでなくアメリカ空軍の偵察航空団も駐留している。

 

 イスラエルの​ハーレツ紙によると、10月7日からイスラエルへアメリカ軍の大型輸送機が20機、そしてイスラエルと各国がリースした民間輸送機が約50機、物資を輸送していた​。​イギリスのグラスゴー、バーミンガム、サフォークとオックスフォードシャーの空軍基地に来ている​ともいう。アメリカやイギリスがガザでの虐殺を止めようと考えれば、イスラエルは殺戮を続けることができない。

 

 こうした中、​アメリカの医師イルファン・ガラリアがガザへ入り、医療活動を行い、そこで目撃したことをロサンゼルス・タイムズ紙に寄稿した​。そこで彼が目撃したのは戦争でなく絶滅だったという。西側の政治家やメディアは嘆いているふりをしながら虐殺を支援している。

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フーシ派が、45億円相当の米軍ドローンを撃墜

 

 


紅海の緊張が高まる中、フーシ派反政府勢力、イエメンで3,000万ドル相当の米軍無人機撃墜映像を公開 – ここ数カ月で2度目の破壊 –

dailymail.co.uk 2024/02/21

Houthi rebels release video of $30 million US drone shot down in Yemen – the second they’ve destroyed in months – as Red Sea tensions escalate

 

紅海の緊張が高まる中、フーシ派反政府勢力は、イエメンで撃墜した 3,000万ドル(約 45億円)の米国製無人機であると主張する映像を公開した。昨年末以来 2度目のフーシ派による米軍無人機破壊となった。

フーシ派は 20日、紅海に面したイエメンの港湾都市ホデイダ沖で地対空ミサイルが米国の MQ-9 リーパー無人機を撃墜する映像を公開した。

この映像には、男性たちが水面から瓦礫の破片をビーチに引きずり込む映像が含まれていた。

英語で書かれた文字や電気機器と思われるものを含む破片の画像は、通常攻撃任務や監視飛行で使用される既知のリーパー無人機の部品と一致するように見える。

アメリカ国防総省報道官のサブリナ・シン氏は記者団に対し、フーシ派が 3000万ドルのドローンを撃墜したと記者団に語った。

このドローン破壊の映像はニューズネーションの全国特派員ロバート・シャーマン氏によって撮影され、モーニング・イン・アメリカで放映された。

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フーシ派、紅海とアラビア海で、「英米イスラエルと関係するすべての船舶の運航禁止」を正式に通達。新たに英国船へも攻撃

 

 


フーシ派、紅海攻撃を強化。「潜水艦兵器を使用へ」と指導者が発言

ARAB NEWS 2024/02/22

Houthis to step up Red Sea strikes, use ‘submarine weapons’, leader says


パラオ船籍の英国所有の一般貨物船と特定された火災中の船舶。

フーシ派、イスラエル、米国、英国と関係のあるすべての船舶の運航禁止を正式に発表。影響を受けた海域は世界の海上交通の12パーセントを占める。

イランと同盟を組むイエメンのフーシ派は 2月22日、英国所有の貨物船への攻撃と米国駆逐艦へのドローン攻撃の犯行声明を出し、弾道ミサイルとドローンでイスラエルの港湾・リゾート都市エイラートを標的にした。

ソーシャルメディアサイト X でのフーシ派代表者の声明は、ガザ地区でのイスラエルの軍事作戦を反映させるため、新たな「潜水艦兵器」を含む紅海やその他の海域で船舶への攻撃を強化していると同グループの指導者が発言した直後に発表された。

イスラエル・ハマス戦争が続き、ガザ地区の死者数がほぼ 3万人に達する中、フーシ派武装勢力は 11月以来、パレスチナ人支援として紅海、バブ・アル・マンダブ海峡、アデン湾で無人機とミサイルによる攻撃を繰り返している。

アブドゥル・マリク・アル・フーシ氏はテレビ演説で、「紅海とアラビア海、バブ・アル・マンダブ海峡、アデン湾での作戦は継続、拡大しており、効果を上げている」と付け加えた。同氏は潜水艦兵器の詳細については明らかにしなかった。

フーシ派の攻撃は、世界の海上交通の約 12%を占める重要なスエズ運河貿易の近道を破壊し、企業はアフリカを巡るより長くより高価な航路をとらざるを得なくなっている。

フーシ派は 2月22日、軍事作戦の強化を目的として、イスラエル、米国、英国と関係のある船舶の周辺海域での航行を禁止する旨の正式通知を荷主と保険会社に送った。

数カ月にわたるフーシ派の攻撃により世界貿易は混乱し、配送料はより高い水準にリセットされている。保険関係者らは 22日、海事引受会社がすでに補償範囲を制限したり、保険料を値上げしたりしているため、今回の通知の発行以降の料率に変更はないと述べた。

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紅海危機で極端な「石油タンカー不足」が発生中

 

 


zerohedge-com


紅海危機で世界貿易が混乱、石油タンカー不足が浮上

ZeroHedge DIGITAL 2024/02/26

Oil Tanker Shortage Emerges After Red Sea Crisis Disrupts Global Trade

紅海の海運危機は、国際海運界と世界経済にとって爆発的な混乱の種となっている。

石油タンカーが紅海南部とバブ・エル・マンデブ海峡を避けて航行することが増えているため、輸送能力が急速に逼迫しており、一日あたりの運賃が上昇している。

ブルームバーグの報道によると、2024年に世界の船団に加わる新型タンカーはわずか 2隻で、この数は過去 40年間で最も少なく、過去 20年間の年間平均を約 90%下回っている。

商船に対するフーシ派の攻撃が「供給主導型の次のインフレショック」であると私たちは以前述べたが、その結果、バルチック取引所が追跡している重要なクリーンタンカーのレートは、混乱により帆が長くなり、海上の輸送能力が逼迫したため、1日あたり 10万ドルを超えている。

イエメンのフーシ派武装勢力に対する米国と英国の空爆は、1月後半にタンカー運賃を急騰させた主な要因の 1つだった。ガソリンやディーゼルなどの燃料を運ぶタンカーの多くは、アフリカ中を航行することを余儀なくされている。

ゴールドマンはタンカー料金が急上昇していることも示している。

海運サービス会社バンチェロ・コスタのリサーチマネージャー、エンリコ・パグリア氏は「タンカー市場、特に原油タンカーの状況は逼迫している」と述べた。「今後さらに逼迫するだろう」と警告した。

ブルームバーグは、「タンカー不足は、世界的な船舶の効率が低下していることによって生じている。多くの船舶が紅海やスエズ運河を通らずにアフリカ南部を航行していることに加えて、闇艦隊の急増により、多くの船舶は特定の船しか利用できないことを意味している」と指摘した。

一方、バンチェロ・コスタのデータは、タンカーの受注残が今後数年間で非常に少なくなるであろうことを示している。2025年に世界の船団に新たに加わるタンカーはわずか 5隻と予想されている。2022年には 42隻が納入されていた。

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中国が「紅海への艦隊の派遣」を決定

 

 


中国艦隊、緊張高まる中紅海へ向かう

Asharq Al-Awsat 2024/02/26

Chinese Fleet Heads to Red Sea amid Rising Tensions

イラン支援のフーシ派民兵組織による紅海での船舶攻撃で緊張が高まる中、中国は同地域に艦隊を派遣することを決定した。

新華社通信の報道によると、中国人民解放軍海軍第46艦隊は 2月21日、広東省の沿岸都市湛江市を出港し、同地域に向けて出航した。

この配備は、アデン湾とソマリア沖の海域を確保するための中国の継続的な取り組みの一環であり、第45艦隊の後継となる。

新華社通信によると、第46艦隊の海軍任務には誘導ミサイル駆逐艦「焦作」、ミサイルフリゲート艦「許昌」、総合補給艦「紅湖」が含まれている。

700人以上の将兵とヘリコプター 2機が搭乗している。

一方、米軍は 23日、フーシ派の無人機と対艦巡航ミサイルが商船や米海軍艦艇に差し迫った脅威を与えていると判断し、攻撃を発表した。

軍中央軍によると、今回の攻撃はイエメンのフーシ派支配地域から紅海に向けて発射準備をしていた無人機4機と巡航ミサイル2発が命中した。

軍はまた、紅海を航行する商船の近くでフーシ派の一方向攻撃用無人機3機を撃墜したと発表した。

中央軍によると、攻撃は 2月22日と 23日に実施された。船舶への被害はなかったと付け加えた。

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