2023.12.25

 

遺伝子導入剤で多くの死者が出ていることを知らないはずのない日本政府 

 厚生労働省は12月22日、今年10月分の「人口動態統計速報」を発表した。「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」の接種者数は減少しているものの、死亡者数は13万3993人と高水準のままだ。深刻な状況に変化はない。




 

 この薬剤には「ワクチン」というタグがつけられているが、実態は遺伝子導入剤、あるいは遺伝子操作薬だということは少なからぬ人から指摘されている。つまり新タイプの薬だ。新薬を安全性の確認なしに世界規模で接種させたのである。

 

 この新薬にはふたつの問題がある。ひとつは仕組み自体に根ざすもので、もうひとつは「不純物」の混入だ。

 

 この新薬は人間の細胞に病気の原因であるスパイク・タンパク質を製造させ、抗体を作るという理屈になっているのだが、このスパイク・タンパク質が病気の原因になる。そこで人間の免疫システムは細胞を病気の原因だと認識して攻撃、炎症を引き起こす。そのまま放置すると非接種者を死に至らしめる可能性があり、そうした炎症を免疫の低下が抑えなければならない。新薬にはそうした仕組みも組み込まれているが、人間の免疫システムもそうした反応をする。いわばAIDS状態にするわけである。そこでVAIDS(ワクチン後天性免疫不全症候群)なる造語も使われ始めた。ADE(抗体依存性感染増強)も引き起こされているようである。

 

 また、DNAの混入、mRNAを細胞の内部へ運ぶために使われているLNP(脂質ナノ粒子)の毒性、グラフェン誘導体の混入といった問題も指摘されている。LNPは卵巣を含むあらゆる臓器に蓄積、生殖システムが破壊される可能性があり、人類の存続を危うくしかねないのだ。

 

 こうした危険な薬剤を地球規模で接種させるという無謀なことを可能にしたのは2019年12月に中国湖北省の武漢でSARS(重症急性呼吸器症候群)と似た重症の肺炎患者が見つかったため。2020年2月4日には横浜港から出港しようとしていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」でも似たような症状の患者が現れた。

 

 こうした出来事をメディアは大きく取り上げて危機感を煽り、WHO(世界保健機関)は2020年1月30日に緊急事態を宣言、そして3月11日にパンデミックを宣言した。

 

 しかし、こうした局所的な出来事は別として、重症肺炎が世界中で発症するというような事態にはならなかったWHOがパンデミックを宣言する直前の2020年2月28日、3名の研究者がCOVID-19の致死率は1%未満、つまり季節性インフルエンザ並みだと報告している​。その研究者のひとりはNIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチ所長だ。

 

 季節性インフルエンザ並みの病気でパンデミックが宣言できたのは、「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」が流行(2009年1月から10年8月にかけての時期に)する直前にパンデミックの定義が変更されたからだということは早い段階から指摘されていた。

 

 COVID-19問題の背後にアメリカの国防総省が存在していることも忘れてはならない。情報公開法を利用して「COVID-19ワクチン」に関する文書を入手したサーシャ・ラティポワは、この接種計画がバラク・オバマ政権の時代(2009年1月から17年1月)にアメリカの国防総省が始められたことを発見している。この分析はロシア軍がウクライナの研究開発施設で回収した文書の内容とも合致する。

 

 アメリカ軍の生物化学兵器研究は第2次世界大戦後、日本やドイツの研究資料を入手、研究員を抱き込んでから大きく進んだが、その前にも行われてはいた。

 

 例えば、1931年、ロックフェラー財団の「衛生委員会」チームの一員としてプエルトリコのサンフアンにある病院で数カ月間勤務したロックフェラー医学研究所のコーネリアス・ローズなる人物は、プエルトリコの被験者に意図的に癌細胞を人体へ注入、うち13人を死亡させたとされている​。彼はプエルトリコ人を軽蔑、絶滅を妄想していた。こうした行為が外部へ漏れ、アメリカはプエルトリコ人を癌で死滅させようとしていると言われるようになった。

 

 ローズは第2次世界大戦中にアメリカ陸軍の大佐となって化学兵器部門の医学部長を務め、ユタ州、メリーランド州、パナマに化学兵器研究所を設立、プエルトリコ人に対する秘密実験にも参加した。1943年末までに化学兵器関連の新しい医学研究所がマサチューセッツ州のキャンプ・デトリック、ユタ州のダグウェイ実験場、アラバマ州のキャンプ・シベルトに設立された。1944年1月、化学兵器局は生物兵器に関するすべてのプロジェクトを担当することになった。

 

 キャンプ・デトリックは1955年からフォート・デトリックに格上げされるが、ここは今でもアメリカ軍の生物化学兵器開発の中心的な存在である。日本軍による生物化学兵器の研究開発結果は大戦後、フォート・デトリックへ運ばれた。

 

 国防総省が1960年代に人間の免疫システムを無力化する研究を進めていたことも記録に残っている。1969年6月、同省の国防研究技術局で副局長を務めていたドナルド・マッカーサーはアメリカ下院の歳出委員会で「著名な生物学者」の話として、人間の免疫システムが対応できない人工的な因子を5年から10年の間に開発すると証言しているのだ。

 

 マッカーサーによると、人工的に作られた生物学的な因子、自然には存在せず、自然免疫を獲得できない因子を生産することが5年から10年以内に生産できる可能性があるとしている。AIDS(後天性免疫不全症候群)のような病原体を1979年頃までに作り出せると見通していたのだ。

 

 1970年代は医薬品業界にとって厳しい時代だった。伝染病による死亡者が世界的に減少していたのだ。そのため、アメリカではNIH(国立衛生研究所)、その下部機関であるNIAID(国立アレルギー感染症研究所)、CDC(疾病予防管理センター)の存在意義が問われていたという。そうした状況を一変させたのがAIDSだった。AIDSのおかげで医薬品業界や伝染病関連の監督官庁は生き延びたといえる。1984年11月から昨年12月までNIAID所長として伝染病対策を指揮した人物がファウチにほかならない。

 

 COVID-19騒動が始まってからファウチが頻繁にCIAと接触していると言われているが、そのCIAは1980年代、免疫システムについて調査、日本の大企業や学者にも接触していたことが「イラン・コントラ事件」に関する調査で明らかになっている。




 

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