大好きな「C・H」とのコラボ・・・!? というのに 目がいった。
ちょうど、前作の映画「新宿PRIVATE EYES」の公開が決まって 浮き足たっていた頃だった。
でも、帯には獠が描かれているものの 中の小説はコラボとはいえ 別段 冴羽獠という文字はなさそうだった。
その時は、「な~んだ・・・」と思ってしまった。
ただ、書かれていた北条先生のコメントが気にはなっていた。 だから いつか読みたいと思ってはいた。
春馬くんの出演作品の原作本を図書館で借りてほぼ読み終え 次は何を読もう・・と思った時に 昨年 劇場版最新作「天使の涙(エンジェルダスト)」が公開され この本の事を思い出した。
裏表紙に書かれていた 簡単なあらすじを読んでみると 「幼少期に海外テロに巻き込まれ傭兵部隊に拾われたことで、非常時における冷静さ残酷さ、常人離れした危機回避能力を得た小日向純也。・・・とこの小説の主人公 小日向純也の説明がザっと書かれていた。
それを読んだ時、獠と似ている・・と思った。 獠はテロではなく飛行機事故でゲリラ軍に拾われたという過去。
読んでみて・・ 面白い。 一応 ハードボイルドストーリーではあるのですが やっぱり獠のような人間味が感じられて 小日向純也にも惹かれるものがあった。 獠ほど二面性をはっきりさせてはいないけれど そういった過去を持ちながらも 人としての優しさや責任感もあり 物事の分析能力にも秀でていてすっかり この小日向純也のファンになってしまった。
画がかかれている訳ではないけれど、母親は女優だったということもあり、目立つくらいのイケメンだというのも節々に描かれている。 (ちなみに その母親の名前が ”カオリ” ただし漢字は「香織」)
初っ端から 純也の恋人が殺されてしまうけれど ここまで読んだ感じだと なんとなく 受付嬢の恵子との間がこの先 発展していくのでは・・・という印象。
登場人物が多かったり 韓国籍や中国籍の人も出て来たりして 誰が誰だか混乱してくるし名前の読みが(最初だけカナがふってあるけど)中国や韓国読みでなかなか覚えられないのと、専門用語も所々に出て ??? となるけれど 面白くて 北条先生じゃないけれど、時間があったら 一気読みしてしまいたくなります (仕事があるので それが出来ないので時々話の流れを忘れてしまっていたリします
映画じゃないけれど、 もう一度読めば もっと理解できるのかな???
取りあえずは まだ続いているシリーズを 全部読んでいきたいと思います。