保健師のめぐみです。



 

 




「生理が前より短くなったのですが大丈夫でしょうか?」

「前は生理が7日ぐらいだったのが3日で終わるようになりました。
これは短いですか?」



といったメッセージをいだたくことがあります。



とくに、40歳前後の女性からは、
「生理が前より短くなった」
というメッセージが届きますね。




生理が前より短くなったり、
3日以内ぐらいになったことってありますか?





今回は、

「生理が前より短くなった。
3日で生理が終わるのは大丈夫?」


という相談について

産婦人科医の池下育子医師が回答していたことも合わせてお伝えします。


参考にしたページ

 

 

 

 

 

 

 



生理の期間の基準を知っていますか?



生理がはじまっておわる日数のことを
「生理の期間」といい、

医師の基準では、
「生理の期間は3-7日がふつう」



というふうになっています。



つまり、生理が前より短くなったとしても
3日あるのであれば医師の基準の範囲内なのでそんなにおかしいことではないです。



生理が1日か2日で終わってしまう場合は、
医師の基準の範囲内ではないですから、


◎たまたま体調がよくなかったり寝不足だったり女性ホルモンのはたらきが弱まっていて生理が短かった

◎病気とはかぎらないが排卵をしていない無排卵月経の可能性がある

◎ノドにある甲状腺ホルモンが弱っている可能性がある

◎排卵がおきづらくなるような病気の可能性がある



といったことが考えられます。


生理が短いのがたまたま1・2回続いても、
また元の生理の日数に戻るのであればいいのですが、

3回以上続くようなら、
病気とは限りませんが、

念のため婦人科や産婦人科で検査をしてもらったほうがいいです。


 

 


とくに妊娠を希望しているときには、
排卵しづらくなっている状態になっている可能性がありますから
3回続かなくても気になるようなら

早めに検査してもらったほうがいいことを覚えておいてください。




あなたは寝不足になることがありますか?

 

 

 

 

 



女性は家事や育児、仕事もあると寝不足になりがちですよね。


寝不足が続いてしまうと、
とくに病気がなくても
女性ホルモンのはたらきが弱まってしまって、



生理がくる周期がながくなったり
生理が短く終わってしまうこともありますので、



寝不足に心当たりがあれば、
5分でもいいので早めに寝るようにしてみると、
短くなった生理も元に戻りやすいです。








生理が3日で終わった場合、
なにか病気のサインのことがあるのか?



というと、
産婦人科医の池下育子医師は以下のような回答をしています。



生理が3日で終わった場合、
問題がないケースもあるけれども、


女性ホルモンを出している卵巣のはたらきが低下していることがあるので、
毎月生理が3日で終わるようなら、
一度、婦人科や産婦人科で検査をしてもらったほうがいい



ということでした。


 

 

 

 

 

 


とくに、一気に体重が減るようなダイエットをしていると、
卵巣のはたらきが弱まって生理が短くなることもある
ので、


ダイエットをしはじめてから
生理が3日で終わるようになった場合は、

卵巣のはたらきが弱まっていないか検査してもらったほうがいいですね。



40歳前後になると、
だれでも体の老化で卵巣から出る女性ホルモンの量が減っていくため、
生理にも変化が出て前より短い日数になってしまうこともあります。


これは自然なことで病気ではないので
生理が3日以上あって

検査でほかに異常がなければ様子を見るだけになりやすいです。




「生理が前より短くなった…」というときには、
3日あれば医師の基準の範囲内ではありますが、



3回以上続くときには、


女性ホルモンのはたらきが弱っていたり、
ノドの甲状腺ホルモンのはたらきが弱っていることもあるため、


婦人科や産婦人科で検査をしてもらったほうがいいことを覚えておいてください。









参考になったらうれしいです。




めぐみ





12回目の重版しました!
保健師めぐみが監修した
女の子の生理や胸のギモンがわかる本

 

 





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