保健師のめぐみです。





以前とくらべて生理の周期がバラバラになったり
短くなったりすることがありますか?


のんでいる薬の種類によっては
生理に影響することがあるのを知っていますか?

 


私に届く相談では、

「生理がこないです…」という相談がとても多いですが、


「胃薬をのんでいる」

「逆流性食道炎で薬をのんでいる」

「心療内科で薬をもらっている」

というケースもよくあり、

 

薬の影響で生理がきていない可能性の女性もいました。

 

 

服用している薬で生理がきていなかったり

周期がバラバラになっているときには、

 

自分でどうにかするのはむずかしいですし、

婦人科や産婦人科に相談したとしても、

薬の服用をどうするのかの調整が必要になってきますから

どうしたらいいのかについてお伝えします。

 

 

 

また、冬はインフルエンザのような感染症が増えたり、
風邪などでお薬をのむ機会が増えるかもしれませんので、

 

お薬の種類によっては生理がこなくなったり、

周期がバラバラになることがある

 

ということを知っておくと、

 

 

 

「生理がくるのがいつもとちがうな…」と思ったときに、

 

「そういえば、薬をのんでたんだった…

薬が生理に影響しているかも」

 

というふうにあわてずにすみます。

 


 

 

 

 

 

 

 


生理は体調やストレス、

生活リズムやその環境の影響を大きく受けますので、
ちょっと寝不足になっただけでも、

生理の周期が乱れることはだれにでもありますが、




生理がくる周期が以前とちがってきているときには、
のんでいる薬が生理に影響してしまうことがあるのです。




胃薬や心療内科などでよく出されるお薬の中には、
高プロラクチン血症の副作用がある
ものがあります。



高プロラクチン血症の状態になってしまうと、
排卵が起きづらくなるため、生理がきづらくなってしまい、
生理がこなくなったり、
周期がバラバラになったり、
排卵をしていないと推測できる24日以下の生理の周期になりやすい
です。


このことについては、産婦人科の医師が解説している

サイトがありました。

 

 

 



私に届く
「生理がこないです…」という相談の中で、


「胃薬をのんでいる」

「逆流性食道炎で薬をのんでいる」

「心療内科で薬をもらっている」

 

といったように、


胃薬や心療内科のお薬を服用しているのがわかる場合は、
 

そのお薬の副作用を確認すると、
「高プロラクチン血症」というパターンがよくあり、


「生理がこないのはおそらくお薬の影響もあると思うので、

お薬をもらっている主治医の医師に相談するか、

医師に相談しづらいときには、

薬をもらっている薬局の薬剤師さんなら
説明責任もあるので、

のんでいるお薬が高プロラクチン血症になりやすいかどうか相談してみてください。」



とお伝えしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

高プロラクチン血症になっているときには、

のんでいるお薬の種類を変えたり、

高プロラクチン血症の治療のためのお薬を使ったりすることで

改善して生理もくるようになりやすいです。

 


お薬は一時的に症状が出ている期間だけ使うぐらいなら、

副作用の高プロラクチン血症になったとしても
お薬を必要な期間だけのんだあとは

やめれば落ち着くはずなので
生理への影響も少なくて済みますが、


心療内科のお薬の場合は、
長くのんでいることも多いため、
そのせいで生理がちゃんとこなくなったままのケースもあります。



こういう場合は、
同じような薬の作用で

高プロラクチン血症の副作用が少ない薬に変えることができるのなら、
そのほうが生理にもいいですので、
担当の医師に相談したほうがいい
です。


 

 


医師に薬の相談をしづらい場合には、


薬の専門家は薬剤師さんですので、

薬をもらっている薬局の薬剤師さんでしたら
説明責任があり相談にものってくれますから、



「私がのんでいるお薬は高プロラクチン血症になりやすいものなのか?

同じような作用で高プロラクチン血症になりづらい薬があるのか?

担当の医師に薬の相談をするにはどんなふうに伝えたらいいか?」


といったことを、
電話でもいいので相談してみると教えてくれると思います。


 

 

 

 

 

 

 

冬になるとインフルエンザのような感染症が増えたり、
風邪などでお薬をのむ機会が増えるかもしれません。



いつもはのまないお薬で、
処方されたお薬を一定期間のんだあとに、

生理がこなくなったり
周期が乱れたときには

お薬が影響していることもありますので、


自分がのんでいるお薬に高プロラクチン血症の副作用があるかどうか、
インターネットでも調べられますし、
薬を処方してもらった薬局なら問い合わせれば教えてくれますので
確認したほうがいいことを覚えておいてください。





参考になったらうれしいです。




めぐみ



12回目の重版しました!
保健師めぐみが監修した
女の子の生理や胸のギモンがわかる本

 

 




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