保健師のめぐみです。
あなたは「なんだかまわりにわかってもらえない…」
というような孤独感を感じたことがありますか?
生理前や生理中は体の不調が出て、
家族でも男性や子どもたちには
なかなか理解してもらえなかったり、
職場でも疲れてしまうこともあるでしょう。
更年期の症状も人それぞれちがいますから、
たとえ血が繋がっている母親などであっても
同じ症状を経験したりしていないと
話をしても疲れてしまうこともあります。
孤独感を感じた時、あなたは
大事な自分の心をどうやってケアてあげていますか?
今回はカウンセリング歴30年で
臨床心理士・公認心理師・精神保健福祉士である
伊藤絵美先生の「セルフケアの道具箱」という本で、
「自分の心をひとりぼっちにしない
だれかの顔を思い浮かべてみましょう」
というセルフケアが紹介されていましたのでお伝えします。
参考にした本
↓

伊藤絵美先生は、
「まわりにわかってもらえない…」
「孤独感を感じる」
というときに、
自分で「どうせ自分はひとりだ」と決めてしまうのは危険なことなので、
「少なくとも自分の心をはひとりぼっちにしない」
と決意しましょう。
と話しています。
もし、あなたのまわりにあなたを助けてくれそうな人がいなかったとしても、
あなたの大事な心までひとりぼっちにする必要はないのです。
「あなたの大事な心をひとりぼっちにしない」と決めて、
「自分はだれかに助けを求めてもいい」
「誰か(なにか)がきっと自分を助けてくれるはず」
と心に決めておくことが大事なケアとなります。
そして、ちょっと顔を知っているだけの人でもいいので、
だれかを思い浮かべてみましょう。

思浮かべるのは、
だいぶ昔にあった人でも、
よく行くお店の店員さんでも
よく通る道で行き合う人でもいいですし、
公園で座っている人や、
近所で見かける猫や犬、
ハトやスズメでもいいので、
思い浮かべてみます。
思い浮かべてみると、
ものすごく仲が良いという関係ではなくても、
あなたのまわりにはいろんな人がいて、
自分が「完全なひとりぼっち」ではないことに気づけます。
実際、ひとりだけで生きている人はいません。
食べ物の野菜やお米、小麦などは
農家の人が作ってくれて
それを運んでくれる人がいてこそ
スーパーなどで買うことができます。
ゴミだってゴミを収集してくれる人がいて
それを焼却したり処分する施設の人たちががんばってくれています。
私たちは、たった一人で生きているのではなく、
いろんな人の助けがあって
間接的にちょっとだけでもつながりながら生きています。
強いつながりがなくても、
あなたのまわりにはあなたの生活とかかわっている人がいるのです。
あなたは完全なひとりぼっちではなく、
なんとなく思い浮かぶ人たちや動物などと
なんとなくでもつながっています。
「自分の心をひとりぼっちにしない」と決めて、
なんとなくでいいので思い浮かぶ人や
大事なものが浮かんでくれば、
「ひとりじゃないかも…」と気持ちも落ち着いてきます。
あなたを助けてくれるのは「人」ではなく、
一生懸命に心を込めて作ったものや、
大事にしていたぬいぐるみ、
思い出の品だっただったりするかもしれません。
孤独感を感じた時に
大事なものを思浮かべてみるのも
「ひとりじゃないかも」と気づくことができます。
孤独感を感じたときは、
「大事な自分の心をひとりぼっちにしない」と決めて、
だれかでも、大事なものでもいいので
思い浮かべてみましょう。
参考にになったらうれしいです。
めぐみ
11回目の重版しました!
保健師めぐみが監修した
女の子の生理や胸のギモンがわかる本
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