保健師のめぐみです。

 

 


40代前半の女性から、

 

「高温期に入ると体温が37度~37.5度程になるのですが
今のご時世、37度を過ぎるとドキドキしてしまいます。(平熱は36.8度くらいです)


コロナと高温期の微熱の見分け方ありますか?」


というメッセージをいただきました。

 

 

『こんばんは。

いつも役に立つブログありがとうございます。

 

以前卵巣嚢腫と腺筋症について相談させて頂いたものです。
何度も相談させて頂き申し訳ないです。

今回はコロナと生理について相談させて下さい。


高温期に入ると体温が37度~37.5度程になるのですが
今のご時世、37度を過ぎるとドキドキしてしまいます。(平熱は36.8度くらいです)


毎月のことと分かっているのにドキドキしてしまうんです。

コロナと高温期の微熱の見分け方ありますか?


微熱の他に食欲不振
(これもコロナの症状で書いてあってドキドキしちゃいます)、
吐き気、下痢、頭痛、胃痛などもあります。


今月は●日に生理予定日なのですが、
2日ほど前から不正出血のようなものがあり、生理痛のような腹痛があります。


4●歳。先月は8月●日から7日間生理でした。
子宮がん健診は先日行って大丈夫でした。

お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。』

 

 

いつもお読みくださりありがとうございます。
お久しぶりですね。

 

 

基礎体温をしっかり記録なさっているのは
すばらしいと思いました。

子宮がんの検査も定期的にしているようですので、
すばらしいですね。

 

メッセージをいただいた時期の2日前くらいに、
不正出血が出たということだったので、

その後はどうですか?

 


子宮がん検診をしたばかりのようで
異常なしの結果ならそれと関係する出血の可能性は低いだろうと思いました。

 

不正出血といっても、
病的なものとはかぎらず、

 

卵巣から出ている女性ホルモンの影響で、

少量の不正出血が出ることもありますし、

 

40代の年齢ですと、

女性ホルモンの量が減っていくため、
そのせいでオマタが乾燥しやすくなって、
傷つきやすくなることでこすれて出血することもあります。

 


生理痛のような症状があるようなので、
子宮が収縮しているサインですから、

子宮の冷えで一時的に少量の出血をすることもあります。


このほかにも

不正出血の原因は何種類もあるため、

 

不正出血が出たときには、
病院で検査をしみて出血状況を確認しないと、
病的なものではないかどうかはわかりませんから、

 

医師でもない私からは不正出血についてはなんとも言えないです。

 

 

生理予定日前なのに、
少量でも不正出血が1週間近く続くようなら、

 

かかりつけの病院があると思いますので、
そちらに電話をしてみて、
様子を見ていいかどうか確認したほうが安心できると思います。

 

 

次に、新型コロナウィルスの症状と生理前に出やすい体の不調の見分け方について。

 

新型コロナウィルスでは、
高熱がでるとはかぎらず、微熱だけの場合もありますし、

生理前に出やすいだるさなども出るようですから、

生理前に体の不調がでやすい女性の場合、
コロナとの見分け方は気になるだろうと思います。

 

ご自分でも見分けられるようにと考えているのは
すばらしいことだなと思いました。


ただ…、

コロナの症状は、無症状に近い人もいますし、

風邪のような症状だけのこともあり、

人それぞれ出る症状がちがいますので、

 

生理前に出やすい症状が出る人もいますから、

「この症状があれば必ずコロナ」だと言い切れるものではなく、

見分け方というのはむずかしいです。

 


コロナかどうかはご存知の通り、
PCR検査をしなければわかりませんので、

医療関係者であっても、
相談されたとして、

それが生理前に出やすい症状なのか、
コロナかどうかというのは話を聞いただけで判断できるものではない
ですから、


「この見分け方をすれば大丈夫!」
と断言することはまずできません。

 

むしろそんな断言をするほうが、
間違っていたときに大変なことになります。


ちなみにインフルエンザも、
症状を聞いただけで、

「インフルエンザですね」とは断言しません。


インフルエンザも専用の検査がありますので、
症状だけで「インフルエンザだね」と決めつけるのではなく、

 

どんなに症状だけでインフルエンザが確実だろうという状況であっても、
インフルエンザの専用の検査をしてから
インフルエンザだと確定します。


インフルエンザも軽い症状だと、
風邪と見分けがつきづらいですが、

検査をしてみなければわからないので、

「インフルエンザと風邪の完璧な見分け方があるわけではない」

のです。


ですから、インフルエンザかどうかわからないけど
気になるときには、
病院で専用の検査をしてもらうほかありません。

 

これと一緒で、

生理前に出やすい症状と、
新型コロナウィルスの症状を完璧に見分ける方法があるわけではないのです。

 


ましてや、私は医師ではないので、
診断ができるわけでもないですから、

生理前に出やすい体調不良と、
コロナの見分け方をお伝えするのはむずかしいです。


ということで、


生理前の時期で体の不調が出やすい時期に、
新型コロナウィルスも出やすい症状が出て心配な時には、


基本的には、

「新型コロナウィルスかどうか気になる症状が出たのなら、

 

生理前に出やすい体調の可能性もあるけれども、
念のため、専門の相談センターに電話をして相談する」

ほうがいいです。

 

厚生労働省のホームページにある、
新型コロナウィルスのページによりますと、

新型コロナウィルスの相談を専門の
「帰国者・接触者相談センター等に相談したほうがいい目安」
は以下のようになっています。

 

 

☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合

 

☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合

※高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)など)がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方

 

☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合

 (症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)


引用:厚生労働省 新型コロナウィルスに関するQ&A

 

 

 


ちなみに、微熱が続いたときも
相談したほうがいいとされていて、

微熱は37℃を超えた場合です。


生理前ですと、
女性はだれでも女性ホルモンの影響で、

いつもの体温より0.3℃以上高くなりますので、


あなたの平熱が36.8℃ぐらいだと、
プラス0.3℃だと37℃を超えてしまうことはあるでしょう。


ただ、その微熱が生理前特有のものなのか、
新型コロナウィルスやインフルエンザ、風邪によるものなのかを見分けるのはむずかしいです。


ですから、
37℃を超えている時期が続くようなら、
心配な時は新型コロナウィルスの専用相談窓口に電話で相談するほうが安心
だと思います。


もしくは、かかりつけの病院があると思いますので、
そちらに電話で聞いてみるといいと思います。


ふだんの基礎体温で生理前に37℃を超えることがあるようなら、
そんなにおかしいことではないですが、

自分が気になっているときは、
あれこれ考えても答えが出るわけではないので、
電話をして相談してみるほうが自分で安心しやすいです。

 

新型コロナウィルスの専用相談窓口については、
都道府県によってちがってきますので、

あながたお住まいの地域の専用窓口に電話をしみてください。

厚生労働省のページから調べられます。

 

 

また、

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LEBERには

200人以上のいろんな診療科の医師が登録していて、

筑波大学病院の医師も登録しています。


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200人以上もの医師が対応してくれるのは安心ですよね。


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医師があとから、

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仕事や家庭のことで昼間に時間がとれないときや、

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子どもが急に具合が悪くなることもありますから、

子どものことでもLEBERに登録している小児科医に

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医師に相談するのは有料となりますが、
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茨城県民は2020年9月末日まで無料で相談できます。

 

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参考になったらうれしいです。

 


めぐみ

 

 

5回目の重版しました!
保健師めぐみが監修した
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