保健師のめぐみです。


40代の女性から

「6ヶ月前から不正出血で悩んでます。」

というメッセージをいただきました。


『こんにちは。相談させてください。

4●歳です。

6ヶ月前から不正出血で悩んでます。

心配性なのですぐかかりつけの婦人科に行ったところ、
がん検診、血液検査、エコー検査などしたところ、
卵巣機能が悪いとの事でした。

もともと、不妊治療で子供を授かっていることもあり、
ホルモンバランスが悪いとのこと・・

温経湯を出されて2ヶ月程のみましたが、
効果なく、生理が終わったな?と思ったら
引き続き茶オリモノが少量次の生理まで続くときもありスッキリしません。

今まで、生理トラブルは無く、
生理痛もほとんどなかったのに、この歳になるとよくあることなのでしょうか? 』


6か月も不正出血があったら心配になって悩んでしまいますよね。


かかりつけの婦人科で一通り検査してもらっているのはさすがだと思います。


ですが、病気がなくて卵巣の機能が悪いと
言われても、どうすればいいのか教えてもらないと困ってしまいますよね。


不妊治療で授かったといっても、
お腹の中で赤ちゃんが育つのには
ママさんの子宮や卵巣が元気でないとできないことなので、

無事に生まれたのはすばらしいことだと思います。


40代だと、卵巣が老化していて、
女性ホルモンの量が減り、


生理やそれ以外のときの出血のコントロールが
うまくいかずに、病気じゃないのに不正出血が続いてしまう


ということは、めずらしくはないことです。


卵巣




40代じゃなくても、
寝不足や体の疲れ、冷えで卵巣が弱ると
不正出血します
ので、

卵巣のはたらきが弱って不正出血をしている女性からの相談は多いですよ。


とはいえ、卵巣のはたらきが弱っているときは、
病院では劇的に効果があるようなアドバイスがないので
みなさん困っているようです。


整体の先生のお話では、

卵巣のはたらきが弱って不正出血があるときは、
卵巣や出血している子宮を支えている
骨盤底筋が老化で弱って
いて、

子宮の出入り口の蛇口のストッパーの役目もしている
骨盤底筋が弱ってゆるんでしまうと、

ダラダラと出血しやすくなるそうです。


骨盤底筋




あなたは出産もしているので、
出産をしたときに骨盤底筋がたるみやすいですから、
よけいに緩みやすくなっている可能性があります。


水道の蛇口もしっかり締めていないと
ダラダラもれてきますよね?


ダラダラもれてきたら、しっかり締めれば止まります。


イメージできますか?


同じように、子宮の出入り口で蛇口の役割をしている
骨盤底筋がゆるんでいるのをキュっと締められるように

骨盤底筋を動かす体操をしていくと、
不正出血が止まりやすいです。


骨盤もガチガチになっていると
よけいに不正出血しやすいので、

骨盤を動かす体操をするのもおすすめです。

骨盤





骨盤を動かす体操をしただけで、
生理がダラダラ長引いていたのがすぐに元に戻った女性もいます。


『すごい効果です!

コツをつかめたようで、今月の生理は7日で終わりました!

だらだら続いていたことを考えるとびっくりです!

いろいろ教えてくださってありがとうございました!』


というメッセージをいただいています。


では、体操についてお伝えする前に、
あまり効果を感じなかったという温経湯という漢方についてお伝えします。


温経湯は体をあたため、足腰の冷えの改善に作用するようです。


つまり、卵巣のはたらきが弱っていて
不正出血が出ているとき
は、

卵巣が元気になるように体をあたためたほうがいいから、この漢方を使ったのでしょう。


ただ、漢方を使って体があたたまるようにするといっても、


昼間に座っていること多かったり、
体全体を動かす量が少ない
と、

せっかく漢方で体があたたまったとしても、
それが持続するわけではないです。

それに、漢方を含め、お薬はみな
血液に混じって必要な場所に届いて作用しますから、

体を動かす量が少なくて血流が悪いと、
薬の作用もうまく流れず作用が弱くなってしまいます。


あなたは体の冷えや、体全体を動かす量が少ないことに心当たりはありますか?



お子さんがいて子育てをしながら家事をするのは
やることがたくさんありとても大変なので、
疲れはたまりやすいです。


ただ、体全体を大きく動かすようなことをしているママさんはとても少ないです。


育児や家事で疲れるので、
むしろ疲れてしまうと体を動かす量が減ってしまい、

血流も悪くなり漢方の効果も出にくくなります。


さらに、体全体を動かす量が少ないと、
骨盤や骨盤底筋も動かないので、

骨盤の中にある卵巣が冷えてしまい、
卵巣のはたらきが弱まってしまって出血しやすいですし、

骨盤底筋も弱っているので出血が止まらなくなります。


ここまでイメージできましたか?




体を動かして卵巣があたたまれば、卵巣が元気になり不正出血をしにくくなります。

骨盤底筋が動くようすれば、ダラダラ出血するのもおさまりやすいです。


不正出血がない体に戻りたい!!


と、本気で思うのであれば、
あなたの大事な体のために体操をしてみてください。


3分くらいでスキマ時間にできる体操です。


まずは骨盤の動きを調整する体操です。


クローバーダラダラ出血スッキリ♪わきばらのびのびつまみ

(1)座っても立ってもできます

座っているなら、テレビのCMの合間でもできますよ

(2)わきばらをつまんでのびのび~っと5回ずつくらいひっぱる





左右同時にやってもいいですし、片方ずつやってもいいです。

骨盤がガチガチになっているとすごく痛いので

「イタ気持ちいい」強さでのびのび~っとひっぱりましょう。


これだけで出血が止まってしまう女性もいます。


これで出血が止まれば、骨盤の左右のバランスの問題だったのです。


骨盤は、ころんだり、腰をぶつけたときに、
バランスがズレてしまってそのままになっている女性も多いです。


小さいお子さんがいると、お子さんを抱き上げたり
お子さんが突進してきたはずみで
骨盤に衝撃が加わり、動きがスムーズでなくなることもあります。

骨盤のゆがみは腰痛、ギックリ腰にもなりますから、
ふだんからわきばらをつまんでおくといいですよ。


私はトイレに入ったときにやったりしまします。


次に骨盤底筋をきたえる体操です。

クローバー和式トイレオマタのびのび体操



(1)和式のトイレを使うように、少し足を開いた状態でしゃがむ




この姿勢が骨盤底筋をよく使う姿勢です。

(2)しゃがみこんだら、尿をするときのように、オマタに力入れて10秒キープする



(3)時間があれば、一度立ち上がってしゃがみこむのを3~5回繰り返す



簡単ですよね。


私は料理中に、ちょっと煮込んで待っている間や
電子レンジを待っている間などにもやります。

お子さんがまだ小さいなら、
一緒に遊び感覚でやってみると、
お子さんの足腰もきたえらえるので
運動してもケガをしにくい体になります。


和式トイレを使うときの姿勢だと、
骨盤底筋、オマタmわりの筋肉、
お尻の筋肉を使うため、

オマタもお尻も動いてあたたまりやすく、
筋肉もきたえられやすくなります。

オマタまわりの筋肉がきたえられると、
オマタの近くにある卵巣もあたたまります。

卵巣がある場所




骨盤底筋をきたえることで
恥ずかしくてとてもなりたくない尿もれや便もれになるのも予防でき、

ヒップラインのたるみもスッキリしますよ。



不正出血がよくなり、気持ちよく過ごせますように。







めぐみ






いただいたメッセージは、ブログ記事ではほかの方とのシェアのためにほぼそのまま引用します。

お返事は命にかかわるような内容でない限り、順番にお返事していますので、「今日すぐに返事がほしい」とあっても、すぐにはお返事できないことをご了承ください。


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