大谷翔平を取材しつづけるアメリカ人記者が指摘「誰もが悩まされてきたこと」とは?

4月8日(月) 10:45

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素顔が見えづらい部分が今回の問題ではマイナスとなっているphoto by AP/AFLO

素顔が見えづらい部分が今回の問題ではマイナスとなっているphoto by AP/AFLO





「大谷翔平とは何者か?」アメリカ人記者4人の視点:後編

前編>>大谷翔平を取り巻く問題へのアメリカ人記者の視点

大谷翔平をこれまで取材し続けてきたアメリカ人記者4人は、水原一平・元通訳の違法賭博問題に対する大谷の対応をどのように見ているのか。禁欲的なまでの野球への取り組み、これまでのクリーンなイメージは、誰もが認めるところだが、それでも今回の問題に内在する疑問に対して大谷が明確に答えていないことも事実だ。日本的な対応、求められるアメリカ的な対応の間で議論が行き来するなか、日本文化に理解度の高いベテラン記者の考察はどのようなものなのか?

【日本文化への理解の深い記者の視点】ビル・プラシキ記者と同じ『ロサンゼルスタイムズ』紙のもうひとりのコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者はロサンゼルス育ちだが、母親が日本人で、日本語は普通に喋れるし、日本文化への理解も深い。

UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)卒業後、スポーツ記者になり、黒田博樹がドジャースで投げていた頃に、同紙で球団の番記者になった。黒田とは良い関係を築いたし、2017年に所属したダルビッシュ有(現 サンディエゴ・パドレス)ともそれが縁で信頼関係が結ばれている。大谷の代理人、ネズ・バレロとも長い付き合いだ。今はコラムニストではあるけれど、球界関係者と太いパイプを維持しており、米国の人たちに大谷について語れる最良のジャーナリストのひとりだと思う。

ヘルナンデス記者は、3月26日のコラムで「大谷翔平とは何者なのか?」と綴った。

記者会見で大谷は、「スポーツに賭けたことはないし、違法なブックメーカーへの支払いを承認したこともない」と説明した。しかしながら重要な問いに答えていない。水原がどのように銀行口座にアクセスしたのか?大谷の財務を見ていた人物が数百万ドルの支払いに気づかなかったのは、なぜなのか?話には詳細さが欠けていた。そしてこのことは、「今回の会見に始まったことではなく、彼がMLBに来てからの6年間、誰もが悩まされてきた謎だ」とヘルナンデス記者は指摘する。🚧予定~☕😃☀️

 

 

 

 

 

 

大谷翔平を取材しつづけるアメリカ人記者が指摘「誰もが悩まされてきたこと」とは?


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