大谷、打撃進化の2年目=シフト破り、豪腕攻略―米大リーグ・クローズアップ
11月30日(土) 7:36
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打撃で快音を響かせるエンゼルスの大谷翔平=9月11日、米カリフォルニア州アナハイム(AFP時事)
左膝の手術に踏み切り、幕を閉じたエンゼルス大谷翔平の今季。打者としてメジャー2年目の成長を感じ取った豪腕投手がいた。アストロズからフリーエージェントとなったゲリット・コール。6打席で二塁打を含む2安打、1四球を許し、「フィールド全体を使って、何度かシフトを破られた。そこが昨年とは違った」と評した。
アストロズは大谷に対し、内野手を右に寄せる守備陣形を積極的に採用。コールが述懐した通り、2安打はともにシフトの逆への打球だった。右腕の内角へ食い込むスライダーに対応して、がら空きの三塁線や遊撃定位置へ転がした。逆方向へはじき返すには難しい球にもかかわらずだ。
同様のシフトを敷くチームは昨季から多くあった。大谷は「(空いた)左を狙うということはない」と話してきたが、コールの印象は違う。同僚もシフトの裏をかくような安打を2本打たれたそうで、「狙って打っているようにしか見えない。うちだけで4度もやられている。あれはただのラッキーではない」。確かな打撃技術に支えられたものだというのだ。
大谷は昨季もコールと6打席対戦し、出塁は単打での1度だけだった。米大リーグが運営するデータサイトによると、相手チームがシフトを敷いた際の大谷の打撃の指標は、昨季から向上している。豪腕の言葉だけでなく、数字もまた進化を裏付けている。 [時事通信社]
大谷、打撃進化の2年目=シフト破り、豪腕攻略―米大リーグ・クローズアップ
左膝の手術に踏み切り、幕を閉じたエンゼルス大谷翔平の今季。打者としてメジャー2年目の成長を感じ取..........
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