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ストレスががんの引き金になるという話は、広く信じられているようです。がんになると「仕事のストレスが多かったから」といった具合に原因を探す人もいます。

 

そう思うのも一理あります。私たちの身体のなかでは毎日多数のがん細胞が発生していますが、免疫細胞が水際で排除し、増殖してがんになるのを阻止してくれています。ストレスはこの免疫の働きを抑えてしまうからです。

 

生物の進化の過程において、ストレスは長らく、敵に襲われるなど生命の危険に直結するような事態に伴って生じるものでした。ストレスを感じるとステロイドなどのストレスホルモンが分泌され、交感神経がたかぶり、身体が「戦闘モード」に入ります。免疫システムは抑制され、その分のエネルギーや栄養素を、心拍数や血圧を高めたり、運動を促したりすることに振り向けるのです。

 

こうしたストレスはあくまで一過性のものでした。危機をうまく回避できればストレスホルモンが減り、身体は定常状態に戻ったはずです。

 

一方、現代社会では、ストレスは主に仕事や人間関係によってもたらされます。携帯電話やインターネットによってどこでも24時間仕事ができ、人ともつながっているので、恒常的にストレスを感じるようになってしまいました。

 

絶えずストレスホルモンにさらされると免疫が抑えられ、がんのリスクが高まるのではないかと考えるのは自然なことです。実際、のびのびとした環境で実験動物を飼育するとがんを予防できるという研究結果もあります。

 

【日経新聞 がん社会を診る】

 

慢性的なストレスによって、全身の毛細血管が収縮し、血流が滞るようになり、血流の悪いところにがんなどの病気が発生するとも言われています。

 

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