7月、8月は、花火大会のピークですね。
あちらこちらで、花火大会が開催されて、
行かれた方も、これから行かれる方も
多いのではないでしょうか。
自分は、
行かなくても近所から見えたり、ビルの隙間から見えたりすると……
つい立ち止まって見てしまいます。
たまに、花火はみえないけど、音だけ聞こえるときは、なんか損した気分になります……アレはなんなんでしょうね
ただ、こう気温が高いと 夜でも
汗ダクになりがら 見ることになったりします……
秋なら涼しくていいのですけどね。。
なので、
なんでこんな暑い時期に 花火なんだろう……🤔
と ずっと思っていました。
夜とはいえ、
夏の暑い時期に 火ですからね、、、
"焚火は暖をとる" という目的があるけれど、
夏はあづい…(;´д`)
だから、
暑いときに、花火
は、理に適っていないんじゃないの?
と思っていたのですが、
実は、花火をこの時期にやる理由があるようなんです。
本日は、ちょうど8月7日
花火の日🎆ということで
そんな、花火の由来のお話。
花火は鎮魂と祈りからはじまった
日本最古の花火大会は、享保18(1733)年に隅田川で行われた
両国の川開き(水神祭)が最初と言われています。
江戸の中頃に、天候不順や虫の害により
日本全国で大飢饉や疫病が起り、たくさんの方が亡くなられたのですが、
当時の将軍徳川吉宗は、
その方々の慰霊と災厄退散の願いをこめて、水上祭りと合わせて打ち上げ花火が上げられたことが日本の花火の紀元と言われているようです。
(この両国の花火大会が、今の隅田川花火大会。)
その後、
江戸では花火が行事として行われ、
全国でも広まり、慰霊や鎮魂といった目的で花火が打ち上げられるようになったのだとか。
最近では、宮城県で「東北未来芸術花火」が行われたり
東京の「神宮外苑花火大会」では、収益の一部が被災地の義援金に使われていたり、
復興をひとつの目的としている花火大会もあるようです。
夏と言うよりは、お盆にあわせて開催するところが多いようで
ご先祖様が帰りやすいように、道を照らす役割や
明るく見送る……という考え方もあるようです。
花火って綺麗ですけど、どこかもの悲しい雰囲気を感じる事がありますが
そういう、由来があったのですね……。
火は、邪気を祓ったりすると言われているので、
この時期に花火大会があるのも合点がいきます。
花火の健康効果
そんな花火は、以下のような健康効果が期待できるそうです↓
”視覚、聴覚、触覚を刺激し、ストレス軽減、リラックス効果、幸福感の向上、「今この瞬間」への意識集中、そして人との絆を深める効果が期待できる”
特に、コレ! という根拠が確認できなかったのですが、
体感的には分かる気がしますね。
デメリットとしては、
煙や粉じん、大きな音でによる健康被害があるといわれています。
花火による健康障害には,熱傷や創傷の他に,花火の煙による気管支喘息,好酸性肺炎が報告されている。花火師の職業病に関する研究は,少数の花火師を対象にした報告があるにすぎない。その報告によれば,主な自覚症状の有訴率は,難聴50.0%,腰痛40.0%,耳鳴り30.0%,視力低下30.0%であった。症状は10年から20年位で出現していた。また,花火師が実際に受けている音圧の平均値は128.9dBと推定された。打ち揚げ地点から15m離れた地点での粉じんの質量濃度(mg/m^3)の平均値は0.992であり,日常の43.6〜47.2倍であった。今後,花火師のメンタルヘルスや夏期に特に重要となる熱中症予防の観点からの取り組みが期待される。
たまに観賞する一般人というよりは、花火師さんに影響が強くでるようです。
あんな近くであげているんですから、それはそうですよね……。
自分の体感としては、花火を見ていると ふっと肩の力が抜ける気がします。
大きな音と光りなんですけど、なぜかリラックスできるんですよね……
見終わったあとも、その効果が続いている気がします。
科学ではまだ解明されていない効果がありそうですよね。
手持ち花火で、リラックス&ポジティブ
ちなみに、打ち上げでなく、
手持ち花火で自律神経を測定した 面白いテストをしていましたので
ご紹介いたします。
■ 5分間のインターバルをはさみながら、4種類の手持ち花火を測定
まず花火を始める約1時間前から心拍センサを装着し、花火をする前の自律神経を測定。「すすき花火」「線香花火」「変色花火」「スパーク花火」の4種類を約1~3分ずつ、5分間のインターバルをはさみながら測定し、主に緊張や興奮、高揚時に働く交感神経機能をグラフ化しました。
<花火前と4種類の花火の最中の交感神経機能の割合>
■ 「線香花火」にはリラックス効果が。他の3種にはワクワクした高揚感をもたらす効果が
4種類の手持ち花火の中では、唯一、「線香花火」で7名中5名の交感神経が抑制されたことから、最も高いリラックス効果が確認できました。他の3種は交感神経が高まる傾向がみられ、“わくわく”や“興奮”といったポジティブな効果が推測されます。
手持ち花火を楽しむなら、リラックスしたい時には「線香花火」を。また気持ちを上げたい時には「すすき花火」や「スパーク花火」をと楽しみ方を変えてみる。また、花火の最後を「線香花火」で締めると交感神経が抑制されて、帰宅後、眠りに入りやすいといった効果が期待できそうです。
実験参加者は、数名程度なので
なんとも言えませんが
ふつうの手持ち花火は、ワクワクする感じがして
線香花火はリラックスする……なんとなく分かる気がしますよね。
花火はだいたいは、夜にやるので、
入眠を考えるのであれば、線香花火でしめたほうがよいかも知れませんね。
そして、その後は、〆のラーメンを……
寝れなくなるし、太るわ。。。
むすびに
鎮魂と祈りから始まった花火大会。
ふだん、何気なく見ていた花火も そうした歴史を知ると感慨深いものがあります。
以前は、まったくそんな由来は知らなかったのですが、
花火が終わってしまったあとの もの悲しさとかは なんとなくあったんですよね…
楽しいことが終わってしまった……のとは、
少し違うような……
もしかすると、
そういう文化を、肌身で感じていたのかも知れません。
健康面では、
高揚感やリラックス効果があるとも言われていますが、
大規模な研究などは見当たらなかったので
今後に注目したいですね。
にしても、花火師さん。
命がけであげてくれてるんですよね……。
先出の健康被害もそうですが、なにより危険と隣り合わせ。
先日、みなとみらいの花火大会でも船が燃える事故がありました。
お一人が軽傷ということでしたが、大事には至らなくてよかったです……
そういった危険も背負ってあげてくれているのを忘れてはなりませんね。
ついお祭りとなると、屋台に夢中になってしまうのですが、、、
そういった花火の始まりのことや、花火師さんのことを考えると
ひとたま ひとたま、ちゃんとみたいな🎆
っと思いました。
年々、花火大会も予算の都合などで減ってきてしまっていますが、
この文化は、残していきたいですね。
ひとりごと
この花火が好きなのですけど、
「あの…三都主みたいなの…」などと
恥ずかしいことを言ってしまっていたのですが(ーー;)
大柳って言うらしいです。
花火の名前くらい知っておかないと…ですね。。
滝とか、スターマインとか、おっきな花火は
圧巻で感動しますが、
年を重ねると、単体の花火の良さも
分かってきますよね。
さらに、歴史を知ると、
一輪の花火の中に宿る
儚さと切なさが味わい深くなります。
もちろん、大きな花火も好きなので
より一層、花火楽しみ方の幅が広がった…ということでしょうか。
色んな角度から楽しみたいですね*
"パッと咲いて、空に咲いて"
今それは…
え…なんかあったの?
いや、なんか…イマイチ良くないと言うか…
まぁ…曲に罪はないんだけどさ…
でも、うまいよね…
それは、そうね……