私のおじいちゃんは、タコツボに爆弾を抱えて入っていた。
敵がきたら、そのまま突っ込んで自爆するはずだった……らしい。
幸いにも、誰も来なかったので
命は助かった。
今の平和な日本からは、想像がつかないけど、
それが戦争。
戦争が終わってからも、色々な仕事をした。
朝から晩まで働いて、日本の復興を下支えした。
お酒が大好きで、道路で寝ていたなど
やらかしたエピソードはたくさん
あるらしい……
けど、おばあちゃんは、それ以上に強いので
そのおじいちゃんを叱り飛ばす毎日だった。
そんなおばあちゃんも、朝から晩まで
毎日働いていた。
丁稚奉公に出され、そこのおばさんに散々意地悪をされた。
辛かったけど、たまに
おじさんが、ナイショで 味噌汁に卵を割り入れてくれたそうだ。
それが、嬉しくて嬉しくて…と
本当にうれしそうに話す。
飽食の時代に 有り難みを感じる一言。
とても、重いひとことだった。
二人とも生きるのに一生懸命だった。
今だったら、労基がすっ飛んでくるような
労働環境だったのだろうけど、そんなものはない。
言ってる余裕も、
言う意味すらなかった 焼け野原。
やるしかなかったー。
この国を立て直した、おじいちゃんおばあちゃんを誇りに思う。 ありがとう て心から思う。
その世代に感謝してる。
だから、もう戦争は起こしちゃならないなって思う。
頭で理解したって、心でわからなければ
また繰り返す。
身近なおじいちゃん おばあちゃんから
体験談を聞けたことは、大きかった。
"過ちは繰り返させません"
健康も命も、平和あってこそ。
平穏無事に、食事にありつける有り難さ。
歴史を知ることも大事だなって思いました。
---------------------
去年に書いた記事ですが、聞いて欲しくて再投稿させていただきました。