がん光免疫療法 個々の患者さんのがんに合わせたプレシジョン医療 | 機能低下が成長中 母を見ていて感じた事 健康に老いていくには

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87歳の母の老いがすすんで来ました。介護は大変ですが、それよりも、自分の健康が母の手助けと思います。健康に老いていくにはどうすれば良いのか?今から準備をしなくては・・・

 

 

以前、テレビ朝日の木曜日、玉川徹のそもそも総研で放送された
「光免疫療法」が気になっていました。
アメリカでの臨床だったので、日本では「まだまだ先のこと」と思っていました。
しかし、日本でも、臨床がスタートした模様。
元気な老後を送る為には、「ガン対策」は重要な要因です。
そこで、関心の高いこのについて、記述します。

 

個々の患者さんのがんに合わせたプレシジョン医療ができる
――がん光免疫療法は、従来のがん治療法と組み合わせて使うことも考えられるのでしょうか。

土井 国立がん研究センター東病院 先端医療科長(副院長[研究担当]

例えば免疫療法では、PD–1抗体(薬剤名オプジーボなど免疫チェックポイント阻害剤)は

劇的に効きますが、それは患者さん全体の10~20%です。

残りの患者さんにも効くようにするには、身体にがんを異物として認識させる必要があります。

 

光免疫療法の面白いところは、がん細胞の膜を壊すので、

がん細胞の中身が生ワクチンのように腫瘍局所で引き起こされ、

患者の強い免疫を誘起する可能性があることです。

強い免疫応答は、エフェクター細胞の疲弊を起こしますが、

そこにオプジーボのような抗PD–1抗体を投与すれば、

免疫が持続し、がん細胞に対する獲得免疫を得る可能性もあります。

光免疫療法は、ある意味、プレシジョン・メディシン(精密医療)と言うこともできます。

繰り返しになりますが、この治療法は第1段階として

患者さんのがん細胞の表面にある抗原を調べ、

それに合う抗体をナノテクノロジーで作り出します。

その抗体に最もよく結合する光感受性物質を選んで付け、

その薬を患者さんに投与して光を当てます。

つまり個々の患者さんの状態に合わせたがん治療ができるのです。


従来の治療では、がんに放射線を当てたり患部に抗がん剤を打ったりしますが、

正確に狙うには高度な技術が必要です。

しかし、光なら照射機器をきちんと作っておけば目標に当てることは容易です。

日本は内視鏡や光ファイバーの技術が世界でもトップレベルなので、

優れた装置の製造は得意です。

光免疫療法が世界に先駆けて日本で普及する可能性は大きいと思います。

またCTやMRIで患者さんを撮影し、

コンピューターで3Dの血管像や3DプリンターまたはVRでの3D画像を描けば、

患部に挿入するカテーテルの形を決めたり適切な照射ポジションが分かります。

つまり光を当てるデバイスも個々の患者さん用にカスタマイズできます。

このように光免疫療法の技術は、いろいろなところに波及して行くことが期待できます。

この方法は小林先生が米NIHの1部である

NCI(National Cancer Institute:国立がん研究所)で行なった研究成果であり、

米国が治験で1歩先を行っていて、日本はその後を追っているわけですが、

日本の患者さんのためにも一刻も早く導入したいと思いました。