階段を一段飛ばして下りれない人は要注意 | デスクワークから社員を守る健康管理術

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一定の年齢になると、多くの人が階段を下りるのに手すりを使うようになりますが、それ以前に試してみたいのが一段飛ばしで階段を下りることができるかどうか。

 


人間の三半規管はなかなか敏感なようで、加齢とともに体のバランスが崩れてくると、階段を下りることにも恐怖心が芽生えて来るようです。逆に下りることに不安だった人が、からだの捻じれを矯正していくと下りることができるようになります。こうした指標のひとつを知っておくと、加齢による社員の健康度も間接的に把握できます。

 

若い人はハイヒールでもはいていない限り、たいてい一段飛ばして下りることができます。それが中年ともなると少し不安な方がでてきます。さらに年齢が上がると、階段を普通に下りることさえも徐々に不安定さが増して、やがて手すりを持つようになり案す。下半身の衰えと、体の捻じれからくるバランスの悪さを体は微妙に感じ取るようです。

 

 50代で階段を一段飛びで下りることができず

わたしも50代半ばには一時期階段を一段飛ばして下りることができないことがありました。当時はいよいよ加齢の問題の域に手がかかったかと、愕然としました。その後、ストレッチング、ウォーキングなどの運動を重ねて、60代半ばですが今では以前よりバランス感覚も優れていて、楽々階段を一段飛びで降りることができます。

 

もちろん下りることが簡単にできれば、上ることは何の支障もありません。階段も、登山も、上りが大変そうですが、いずれも下りることの方が膝などへの負担も大きく、バランスも必要になることから支障が出やすくなります。

 

 歩くことから始めるのが最善

この段階で体の異常に気付くことができれば、加齢の筋肉の衰えや捻じれを戻しやすい頃です。しっかりと歩くことから始めて、大幅に衰えた心肺機能を徐々に高めていきましょう。歩くことから始めるのが最善です。歩くことで、もやもやとしていた毛細血管も生き返ります。心肺機能には数多くの毛細血管が連なります。

毛細血管の再生は、心臓梗塞、脳梗塞などのリスク軽減にもつながります。その上、冷え性や低体温の解消にもつながります。これらはガンの要因ともいわれます。いまやガンは死因の第一位です。脳血管障害、心臓病も非常に気になる疾病ですが、いずれにの病も遠のく効果が見られます。

階段を一段飛びで下りられないことを知ったうえで、体の状態を認識し、重篤な疾病の発病前に健康を取り戻しましょう。