ヨソ山、経座ケ森、皿ケ森登山(R06.05.19)

 

今にも降りそうな怪しい天候のなか程野登山口から登り、ヨソ山(928.1m)に登頂し鳥の子を経由し東温市役所川内支所までの13.3kmを仲間18名と約9時間かけて縦走しました。地元出身で子供のころルート途中の程野地区にお住まいだったDさんと事前探査に協力いただいたMさんに案内していただきました。長年使われていないルートで事前に危険個所の整備やロープ張りなど安全対策までしていただき感謝です。
Dさんのお話では、この地区は昭和40年ころには6集落44戸の民家があり沢山の人が生活していたそうです。昭和30年から47年ころまで続いた日本の高度成長期に入ると、地域の人口減少が進み民家はだんだん取り壊わされあるいは廃屋となって現在はすっかり木々の中にうずもれた無人地区となっています。空き家、古いゆずの木や集落の上方に点在する植林された田畑などをみると当時の生活が偲ばれます。
 

程野登山口までバスで送ってもらいます。

出発前に今日のリーダーから一言

登山開始です。登り始めは急登が続きます。

土留め

この日のために整備され快適な道に成っています

 

程野集落まで登ってきました。

詳細な資料を準備して当時の状況を説明するDさん

住んでいる人は居ないが集落の周辺はきれい

 

集落の上は、田畑の跡

石積みは水田跡

更に登るとだんだん険しい道に成ってくる。安全のためのロープも張ってくれている。

ヨソ山に至る稜線の道は、広くなだらかで昔は東予方面との交易で馬が利用され、炭や穀物が運ばれたそうです。

集落から随分離れていますが、この辺りで焼き畑農業が行われていたそうです。

ヨソ山到着

 

山頂で恒例の記念写真

反射板下で昼食・・この頃霧雨

経座ヶ森に向かう

新緑がいい

 

遠くに石鎚山

反射板で一休み

経座ヶ森と皿ヶ森を経由して

急傾斜で恐る恐る下る

 

 

鳥の子まで降りてきた

川内支所到着

 

天候を心配しながらの登山ですが、雨具を使うことなく下山できました。

登山道は木々が繁り展望がいまいちですが、馬で資材を運んだと言われる稜線の広くて緩やかな道は快適に歩けて良かったです。