東温アルプス登山道整備(R01.09.28)

 

登山道整備

確か平成15年度から始まったと思うのだが・・・・

そうすると今年で足掛け17年? 何時までできるのか?よくも長く続いてきたものだ。

 

(作業前に唐岬の滝駐車場にて記念写真)

 

登山道は、利用者が無くなると一気に自然に戻ってしまい、元の状態に戻すことが難しくなる。

現在東温アルプスと呼ばれる山域の一部である上林峠から井内峠までの間約4㎞は、スズタケが生茂り通行困難となっていたが、平成15年から16年にかけて延べ100人以上の手を入れ登山道としての機能を回復した。

 

その後整備区域を東に拡大するとともに、毎年登山道の維持管理に努め、今年で17年目となるのは感慨深いものがある。しかし、問題は人手をいかに確保し、作業が効率よくできる体制がとれるか?だ。

これまではさくら山行会を中心として多くの人が関わり登山道が護られてきたが、歳月は無常なもので、志を一つに頑張ってきた仲間たちも歳を重ねるごとに、一人二人と去り作業の機動力が無くなっていく現状は如何ともしがたいものがあった。

 

そのような中、3年前に「トレランアスリート」という救世主が現れた。私たちが登山道整備を始めた時期から東温アルプスをエリアとしてトレーニングを重ね、地理もよくご存じの人もおり、ひょんなご縁から助っ人に入っていただけることになった。若さと耐久力、スピード共に兼ね備えたアスリート集団の参加により作業の効率が大幅にアップすることとなった。

 

作業実施区間(稜線沿いの赤い実線)

 

天候が危ぶまれる中、9月28日(土)に山行会会員7名、トレランアスリート9名、その他の協力者1名の総勢17名の3班体制で作業を行った。各班草刈機2台、6名ないし5名の陣容で作業を行う。作業場所は石墨の別れ~法師山~白猪峠~根無山~樽谷山にかけての約3㎞の稜線沿いの登山道(地図の赤線)だ。

全員怪我なく、心配していた天気も崩れることなく、当初予定していた目標を達成できた。(メデタシメデタシ)

 

(作業風景)

 

(一休み)

 

来年は東温アルプスの西半分を整備する予定だ。再会を誓って解散。

 

10月下旬ころから紅葉が始まると思われる。昨年整備の樽谷山~上林峠の間は、草が深くなっている所もあるが通行に支障はない。今回の整備区間と併せ、東温アルプスの紅葉をお楽しみあれ。