アードベッグ ☆ TEN ♪ | 燃える ☆ 美食 ♪

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☆ 贅沢ではない。美味しく作り、美味しく食べる。そんな美しい料理に囲まれたい。ココロにも美味しい食事、それが “ 美食 ” だ。 ☆

  おうちゴハン/外食その他、気ままに綴ったブログです【 笑 】♪
 

 

 皆さん、ごきげんよう。


 燃える🔥美食へようこそ♪



 初めてアイラウイスキーを飲んでみたら、いきなり激ウマだった( 笑 )。



 若い頃はジャックダニエルやワイルドターキー等のバーボンが好きで、普通のウイスキーを飲むなら当時売っていたサントリーのリザーブシェリー樽仕上げとか、甘口のウイスキーが好みだったかな。


 なのでブラックニッカや当時のサントリーオールドからはクレオソートと煙が混ざったみたいな臭い( いわゆるピート香 )が鼻に着いて好きにはなれなかった( 爆! )。


  今のサントリーオールド はかなり味が変わって美味しくなり、それから今回紹介するウイスキーを飲んで以降、自分の味覚がかなり成長して、昔嫌いだった煙臭さが特徴のウイスキーも大好きになった( 笑 )。


 それまでは周りのウイスキー友達からも『 Ken-G. はバーボン党だからアイラは無理だよ、無理無理( 笑 )』と言われていたので、そんなに無理無理言うなら逆に飲んでやろうと( 笑 )。


 初心者だから、徐々に段階を踏んで、ジョニーウォーカーの赤⇨ 〃黒⇨ ティーチャーズ⇨ ボウモア⇨ タリスカー⇨ ラフロイグ・セレクトカスク⇨ カリラ、と少しずつ慣れながらステップアップした方が良い、って?


 ⇨ そんなクッソ☆メンドクサい事はしない( 笑 )。


 そもそも何でも物事に取り組むに当たり、『 初心者にはコレ 』という押し付け・決め付けが大嫌いなのだ。


 例えば車。スポーツカーが好きだとして、『 初心者はどうせブツケるから、中古で充分 』とか、お前誰?何言ってるの?と思う。


 中古では性能が落ちているし、ブツケてもイイ、という運転になってしまう。


 しっかりと貯金して良い車を買った方が “ 本物のクオリティ ” を知る事が出来るし、大事にするからだ。


 だからスモーキーウイスキー初心者には、先ずホワイトホース、って?


 そんな心配は御無用( 笑 )。


 Ken-G. はいつでも “ 本物 ” へ直球勝負する


 そんなに癖の強い “ 本物のアイラ ” とわ・・・、





 アードベッグ☆TEN( 笑 )

 近所のスーパーで税抜き¥4,980、他の店やAmazon から比べると、かなり良心的な値段だ🎵




 “ ザ・ウルティメイト ” ⇨ “ ザ・究極 ” の表記が示す通り、発売当時は煙の成分量を表す単位:PPM が60PPMと最高値だったアードベッグTEN

 今ではオクトモアというアイラウイスキーが何と300PPMオーバーのボトルを出していて、現在でも最低90PPM以上からラインナップしているけど、オクトモアは極めて限定的な少量生産で値段も3万円以上と高額の色物に近いので、現在でも一般流通しているアイラウイスキーの中ではナンバーワンのスモーキーなウイスキーだ




 輸入業者はモエヘネシーディアジオで、生産者はモエヘネシールイヴィトン

 お高く止まったイケ好かない感じの合弁企業だけど、こちらアードベッグに関してはグレンモーレンジィのような蒸留責任者のチャラさは皆無で、アードベッグ蒸留所の職人の方々の押しが強く感じるデザイン( 笑 )。




 それでは、ストレートから🎵

 煙や正露丸の臭いは気化ガス的な一瞬の臭いで終わり、嗅ぎ続けるとフルーティーで甘い香り

 味そのものは甘い( 意外 ) 焼き芋の焦げの部分の味

 スモーク香が立ち上がって鼻に抜けるのに、甘さの余韻が持続するから、不味いとは感じないどころか、美味いかも( 笑 )

 いつもなら最初のストレートの30ccの途中で加水を始めるのに、コレは意外な美味さに釣られて加水無しで全部飲んでしまった( 爆 )

 ⇨ こんな事わ初めて【 笑 】!!

 ストレート2杯目:煙⇨ 正露丸⇨ バニラ⇨ 洋なし⇨ レーズンの香り。ブルーベリーぽい甘さ × 煙が癖になる


 加水1滴:煙激減、一気に青りんごの甘い香り、味は煙 + バニラ ⇨ これってバーボンじゃないか( 笑 ) 

 トゥワイスアップ:優しい木の香り⇨ よりバーボンの香り + ホットケーキにかけるシロップの香り🎵

 味も優しくフルーティー。常につきまとう煙香が無ければ魅力を感じない、と言うか、様々な甘いフレーバーが常に煙と一緒に有る事で成立する美味さ

 バーボンを感じてしまって、これはハマる( 爆 )

 スモーキーなゲップの香りすら美味しい【 笑 】!!




 ロックにすると、煙 & 正露丸はかなり緩和、ブルーベリーの香り

 煙 & 正露丸が激減した分、甘さはやっぱりバーボン( 笑 ) 




 ロックまでの全般的な感想は、焼き魚・ホヤ( ばくらい )・刺身・塩辛・ホタルイカの沖漬け・干物珍味・アンチョビ・チーズ・クリームチーズ・ペスカトーレ・ボンゴレビアンコ/ロッソ・アクアパッツァ等の魚料理と合う

 ショウガ・オレガノ・ミョウガとも合わせたい🎵

 チョコレートを食べた後に飲んだら、微かに潮気も感じた( 笑 )。




 ハイボールは1:4位の薄めが美味い( 笑 )

 これも、どんな料理にも合う万能食中酒




 ちょっと勿体ないけど、コークハイもメッチャ美味い【 笑 】!!

 たまの贅沢コークハイとして、オススメです🎵




 1:2.5位の、濃いめのハイボールは肉料理やボリューミーな焼き魚と合う

 特にホッケ等の焼き魚には直接アードベッグを少しかけても良いし、大根おろしにアードベッグをかけても・・・、

 激うま


 そう、このアードベッグ、魚介類に直接かけても美味いのヨ( 笑 )

 これはアイラウイスキーを調べて分かった事で、アイラ島の人々は日常的にカキ等の魚介料理にアイラウイスキーを直接かけて美味しく食べているみたいだネ

 確かに煙臭い。クレオソートみたいな薬品臭もキツい。

 しかしそれが臭いか? と言えば、良い香りに感じてしまって( 笑 )。

 アードベッグTENは熟成にバーボン樽を使っているので、バーボン特有の甘さやバニラの香りが豊かで、むしろそちらの方に親和性を強く感じて、煙感がバーボンの香味をよりスモーキーにしてくれている、という感想。Ken-G. にとってはちょうど普通のチーズとスモーク味のチーズの違いと似ているかな

 そして “ 薬臭い ” と言われるピートの香りは、個人的にはガソリン・灯油・軽油と磯の香りを混ぜたような香り、と感じた( 笑 )。

 ピートとは重油や石炭等とは形態の異なる化石燃料になりかけの “ 泥 ” で、泥炭と呼ばれる泥・草・海藻が数千年かけて燃料化した物。

 これでウイスキーの原料である麦芽を乾燥させるから、ピートの香が付く、という製法で作られるとスモーキーになる、という仕組み

 仕事柄、塗料や溶剤を扱うからバーボンにはそれらに似た香りに違和感を感じなかったし、各種燃料やグリスも扱うから、ピート香に燃料系の香りを拾うのも慣れ親しんだ匂いからのフィードバックだよネ


 とにかく “ 強烈過ぎて無理 ” と言われると逆に挑戦したくなるのが Ken-G. の性分で、それは大正解だった( 笑 )

 これの前にジョニーウォーカー黒のミニボトルを飲んだ時は正直美味しくないと思ったけど、やはり本物:アードベッグは違う( 凄 )

 かなり好き嫌いがハッキリするウイスキーで、好きなら沼るほどハマる中毒性が有るし、嫌いになったらあらゆるウイスキーからピート香を拾って、ウイスキーが全て嫌いになる可能性も有る( 爆 )


 で、Ken-G. わ、ハマった( 笑 )。

 そして、沼った( 爆! )。

 今や片時も欠品の無いように常備しているウイスキーになっている。サントリー山崎みたいに無駄に高い インチキ ウイスキーを1本買う位なら、アードベッグを2本買うのがスマート、という事( 笑 )。

 自分の味覚の特徴として、クドい味やエグい味等の癖の強い味が好みというのも幸を奏したと思う。





 バーボンならワイルドターキー、芋焼酎なら島美人35度、何ならそれらをMIXしたカクテル:“ 恐怖の戦場( Ken-G. 作 )” という強烈な酒が大好きなので、アイラウイスキートップクラスのアードベッグも、大歓迎で受け入れる事ができた( 笑 )。

 今やアードベッグ × ワイルドターキー × 伊佐美のカクテル:“ 大惨事世界大戦( Ken-G. 作 )” もマッタリと楽しんでいる🎵


 そんな食わず嫌いならぬ、アイラウイスキーを飲んで来なかったのは、無知の罪だナ( 爆! )。

 スモーキーとは何か。

 ピーティーとは何か。

 樽の種類とは何か。

 アイラウイスキーとは何か。

 アードベッグからは色々と教わったと思う。

 強烈なピート香が抜けると、後からスウィートな味わいの余韻が非常~に長く続いて、余韻の後にはシャープでドライなキレ味すら感じる

 これを繰り返しながら過ごす夜のひと時は、堪らない癒やしの時間( 笑 )。

 ひと口飲んだら最後、沼にハマって抜けられなくなる味わいはついつい杯数を重ねてしまう魔物の甘美さで、最後には貴方を多幸感に満ちた満開のお花畑へ導くこと間違いナシの最 & 高な逸本、それがアードベッグTEN、神ウイスキーのひとつだ