ヨーゼフ・ハシッド/「タイスの瞑想曲」&「ユモレスク」秋になり木の葉が紅く色付き始めるこの季節になると聴きたくなる演奏がある。26歳という若さでこの世を去った稀代の天才ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ハシッド。ジュール・マスネの歌劇「タイス」より、第2幕間奏曲。通称タイスの瞑想曲。ドヴォルザークの「ユモレスク」。美しく、切なく、脆く、儚く、妖艶で、それでいて優しく。俺にないものが彼の奏でる音色の中に全て詰まっているのでココロの補填に丁度いいのだ。