今日は東京でも指折りの超有名なお蕎麦屋さんでランチ。
室町砂場(むろまちすなば)赤坂店さん。
室町砂場といえば言わずと知れた天もり発祥の歴史ある老舗のお蕎麦屋さんで、
ここ赤坂の室町砂場は日本橋本店3代目の弟さんが出されたお店。
なので「天もり発祥の店」として「室町砂場」の看板を出せるのは
日本橋本店とここ赤坂店の2店のみ。
テーブル席と小上がり席を合わせ30人で満席となるやや狭めの店内には
古くからの常連さんや蕎麦好きのお客さんが早い時間から押し寄せ、
先生とか師匠とか呼ばれる各界の大物も多くそんな人ともフツーに相席になったりする。
今日もお店の前には黒塗りのベンツがベターっと横付け。イヤラシイね~(-ω-)
現在のお品書き。 この他にもおかめや南ばん、一品料理などもメニューに揃っているが
今日は平日ランチでお酒を呑めないので大人しく天もりで。
このお店はお蕎麦だけ食べに来るよりも玉子やきや鳥わさをチビチビとつまみつつ
日本酒をキュっとやってシメにお蕎麦をズルズルってやるのが愉しいお店なのよね。
だから平日昼に来たのは相当久しぶり。ノンベ的には平日夜か土曜の昼過ぎのがアツい。
そしてこちらが室町砂場さんのキラーコンテンツ、天もり1,450円!
ここは天もりの元祖としても有名だが、お蕎麦の量が異様に少ない事でも有名(;´ω`)
なのでコチラが食べ終わった後にざるも1枚出してもらうよう最初にオーダー済み。
まずここはもりとざるでお蕎麦の種類をちゃんと分けてある。
もりのお蕎麦は二番粉で打たれており、モチモチとした食感で歯切れもよく風味豊か。
蕎麦つゆはやや甘めで、そこにこのメニューの核となるかき揚げが1枚。
つゆに浸った状態でも食感を保つよう硬めに揚げられたかき揚げには
香ばしいプリプリの芝海老と旨味の凝縮したムチムチの小柱がたっぷり!
特にこの小柱がヒジョーにイイ味を出してるんだな(´∀`)
その蕎麦つゆをたっぷりと吸ったかき揚げと、
かき揚げの旨味がジンワリと溶け出した温かい蕎麦つゆは実に香ばしくまろやかな味わい。
そこにこの風味豊かなお蕎麦を絡めてズルズルっといただく!
うふっ、やっぱ美味ぇなここの天もり(´∀`)
このかき揚げと蕎麦つゆの相性ときたらもうね~・・・
あークソ、ここに日本酒がないのが本ッ当に悔しい!
そして食後のお楽しみ、蕎麦湯割り♪
美味い蕎麦屋は蕎麦湯も美味い!
グビ~っと飲み干したところで・・・
お次は別製ざる650円!
ここのお蕎麦の1枚の量は成人男子の腹を満たせるだけの盛りではないからね~。
でもこの量が少ないというのは、別の考え方をすると
もりとざると両方の味を1食で愉しめるという事にもなるんだな!
なので美味しいという前提さえあれば、量が少ないお店は俺的にはウェルカムよ。
まあその分高くもつくけどさ(´・ω・`)
上品な香りと優しい甘味があり、コリコリとした強い弾力で喉越しも良い。
この更科蕎麦を使った「天ざる」ってのも「天もり」と並ぶ看板メニューとなっているが、
俺はかき揚げと一緒に食べるならもり蕎麦のほうが好き。
何故なら更科の繊細な風味は天ぷらの油の香りに隠れてしまいがちになるが、
比較的大胆な風味のもり蕎麦なら天ぷらの香りや魚介の風味と上手く調和できるからだ。
なので今回の注文も「天もり」に追加で「別製ざる」となっている。
ここに上品な更科蕎麦をチョコっとつけてツルっといただく!
薬味にまろやかな本わさびと辛味のある千住葱が添えられるけど、こちらはお好みで。
特に千住葱は出汁の風味を良くも悪くも変えてしまうので俺はあまり好まない。
食べ終えたら蕎麦湯割りで一杯、蕎麦湯のみで一杯!
あ~今日も美味しかった~!高いランチになったけど、金額なりに大満足!
ここに日本酒があったら最高だったんだけど、お酒は夜になってからね(´・ω・`)
俺もいつかイヤラシイ黒塗りのベンツやセンチュリーに乗って
後部座席からドアツードアで来てみたいもんだよ。(一生ないけど♡)
上がもりで下がざる。
こんな感じに違います。
室町 砂場 赤坂店
木鉢会オフィシャル:http://www.kibati-kai.net/02kamei/kameiten/muromati_sunaba/index.html