第59回神戸新聞杯(25日、阪神11R、GII、3歳、芝2400メートル、1着本賞金5400万円、3着までに菊花賞の優先出走権=出走11頭)池添謙一騎手騎乗の1番人気オルフェーヴル(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が5番手追走から直線早々と先頭に立つと、そのまま後続に2馬身半の差をつけて貫禄V。同レース史上初の兄弟制覇(07年ドリームジャーニー)を果たすとともに、クラシック3冠へ好発進を決めた。勝ちタイム2分28秒3(良)。

 なお、2着に2番人気ウインバリアシオン、3着に3番人気フレールジャックが入り、上位3頭には菊花賞の優先出走権が与えられる。

 レースはスマートロビンが後続に6馬身ほどの差をつけて逃げる展開。離れた好位集団をイグアス、ステラロッサ、ダノンミルが形成し、その直後に2冠馬オルフェーヴル。ダービー2着馬ウインバリアシオン、無敗のフレールジャック、4番人気ショウナンマイティは中団~後方に位置した。

 勝負が動いたのは3コーナー過ぎ。中団を追走したウインバリアシオンがオルフェーヴルに詰め寄り、外からかわしにいくと、オルフェーヴルも応戦。ダービー1、2着馬同士の激戦が予想される両馬の脚色だったが、直線に入り瞬時に抜け出して勝負をつけたのはオルフェーヴルだった。

 抜け出してからは独壇場。グングンと後続との差を広げると、最後は流す余裕を見せての2馬身半差の完勝劇。史上7頭目のクラシック3冠達成へ、絶好のスタートを切った。

 オルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーンという血統。通算成績9戦5勝(重賞4勝)。池添謙一騎手は初、池江泰寿厩舎は07年ドリームジャーニー以来2度目の同レース勝利となった。
 第57回産経賞オールカマー(25日、中山11R、GII、3歳上オープン国際、別定、芝・外2200メートル、1着賞金6400万円、出走9頭)佐藤哲三騎乗の1番人気アーネストリー(牡6、栗東・佐々木晶三厩舎)が宝塚記念以来、3カ月ぶりのレースで堂々の貫禄勝ち。重賞5勝目を挙げた。

 2着は渋太く伸びた6番人気ゲシュタルトが入り、2番人気に支持されたカリバーンが3着。勝ちタイムは2分11秒2(良)。3番人気に支持されたマイネルラクリマは6着に沈んだ。

 レースは一斉のスタートからシャドウゲイトがハナを切り、コロンバスサークル、アーネストリーと続き、平均ペースで流れた。3コーナーからカリバーンが仕掛け、先頭集団へつけるが、アーネストリーが併せて進出。

 直線で先頭に立ったアーネストリーが坂を越えてさらに加速、食い下がるカリバーンを突き放し、完璧なレースで秋初戦を飾った。
 アーネストリーは父グラスワンダー、母レットルダムール、母の父トニービンという血統。通算成績は21戦10勝。重賞は09年中日新聞杯(GIII)、10年金鯱賞(GII)、同年札幌記念(GII)、11年宝塚記念(GI)に続く重賞5勝目。佐藤哲三騎手、佐々木晶三調教師ともにオールカマーは初制覇。
 第16回エルムステークス(19日、札幌11R、GIII、3歳以上オープン、別定、ダ1700メートル、1着本賞金3800万円=出走13頭)横山典弘騎乗の1番人気ランフォルセが後方追走から徐々に進出。直線で余裕たっぷりに抜け出し、内で食い下がったオーロマイスターを抑え、重賞初制覇。タイムは1分44秒2(良)。

 2着には8番人気のオーロマイスター、3着には3番人気のエーシンモアオバーが入った。

 レースはエーシンモアオバーが好スタートを切ってハナへ。外からバーディバーディ、ダイシンオレンジなどが前へ。先行勢は5頭に固まり、大勢が整う。

 ランフォルセは後方2番手からレースを進め、3コーナーから進出を開始。最終コーナーでは楽々と前につけ、直線はオーロマイスターと競り合う形になったが、これを一瞬で下し、先頭でゴールを駆け抜けた。
 ゴール後、横山典弘騎手のガッツポーズが飛び出す堂々のレースぶり。飛躍の秋へ向けて大きな勝利を飾った。

 ランフォルセは父シンボリクリスエス、母ソニンク、母の父マキァヴェリアン。

 馬主はキャロットファーム、生産者は安平のノーザンファーム。通算18戦8勝で、重賞は初勝利となった。

 騎乗した横山典弘騎手は98、00、06年に続くエルムS4勝目、管理する萩原清調教師はこのレース初勝利。なお、同騎手は先週の京成杯AHに続く、2週連続重賞制覇を飾った。