第27回フェアリーS(10日、中山11R、GIII、3歳オープン、牝、国際、特指、別定、芝1600メートル、1着賞金3700万円)A・クラストゥス騎手騎乗の1番人気ダンスファンタジア(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、好位から楽に抜け出して重賞初制覇。2歳女王レーヴディソールのライバルへ、再び浮上した。タイム1分33秒7(良)。2馬身半差の2着は7番人気スピードリッパー。3着には2番人気アドマイヤセプターが入った。

 前走の阪神JF(9着)は道中掛かるなど、若さを見せていたダンスファンタジアだったが、今回はスムーズに折り合って中団を追走。3コーナーから徐々に進出し、4コーナーでは前を射程圏内に捕らえた。

 直線で追い出されると、あっという間に先頭へ。スピードリッパー、アドマイヤセプターが懸命に追われるなか、ダンスファンタジアは、終始楽な手ごたえでゴール板を駆け抜けた。2戦2勝で挑んだ前走は、レーヴディソールの前に惨敗を喫したが、今回強い勝ち方を見せ付けて“汚名返上”。改めて能力の高さを証明した。

 この勝利でJRA通算4戦3勝。血統は父ファルブラヴ、母ダンスインザムード、母の父サンデーサイレンス。母ダンスインザムードは現役時代、ダンスファンタジアと同じ藤沢和雄厩舎に所属し、04年桜花賞(GI)、06年ヴィクトリアマイル(GI)を制している。
 JRAは6日、「2010年度 JRA賞 受賞馬選考委員会」を行い、記者投票の結果に基づき年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定したと発表した。

 年度代表馬にはヴィクトリアマイル、天皇賞・秋(いずれもGI)を制したブエナビスタが選出。2010年はGI・2勝をはじめ、ドバイシーマクラシック(首G1)、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念(全てGI)で2着と、7戦3勝2着4回の成績を残した。なお、各部門の受賞馬、関係者のコメントは以下の通り。

◆年度代表馬
 ブエナビスタ(牝4、栗東・松田博資)
【関係者コメント】
・松田博資調教師
「選考いただき大変光栄に思います。今後は年度代表馬に恥じない成績を残していけるよう一層努めて参りたいと思います。また、牝馬ですので、無事に競走生活を送らせてやることも大切だと考えております。ありがとうございました。」

・C.スミヨン騎手
「選んでいただいて光栄です。自分としては、有馬記念で最も強い馬であることを証明できなくて残念でしたが、選考に関わられた方々に証明していただいて嬉しいです。非常に名誉なことであり、感謝しております。」

◆最優秀2歳牡馬
 グランプリボス(牡2、栗東・矢作芳人)

◆最優秀2歳牝馬
 レーヴディソール(牝2、栗東・松田博資)

◆最優秀3歳牡馬
 ヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居勝彦)

◆最優秀3歳牝馬
 アパパネ(牝3、美浦・国枝栄)

◆最優秀4歳以上牡馬
 ナカヤマフェスタ(牡4、美浦・二ノ宮敬宇)

◆最優秀4歳以上牝馬
 ブエナビスタ(牝4、栗東・松田博資)

◆最優秀短距離馬
 キンシャサノキセキ(牡7、美浦・堀宣行)

◆最優秀ダートホース
 エスポワールシチー(牡5、栗東・安達昭夫)

◆最優秀障害馬
 バシケーン(牡5、美浦・高橋義博)

※馬齢は昨年のもの
 JRAの1年を締めくくるグランプリレース、第55回GI有馬記念が26日、中山競馬場2500メートル芝で開催され、ミルコ・デムーロ騎乗の2番人気ヴィクトワールピサ(牡3=角居厩舎、父ネオユニヴァース)が優勝。2010年の最後を飾った。勝ちタイムは2分32秒6。

 ヴィクトワールピサは今年4月のGI皐月賞以来となるGI2勝目。騎乗したデムーロはグランプリボスで制した先週のGI朝日杯フューチュリティステークスに続く2週連続のGI制覇となった。

 一方、ハナ差の2着にはクリストフ・スミヨン騎乗の1番人気ブエナビスタ(牝4=松田博厩舎)、さらにクビ差の3着にはクレイグ・ウィリアムズ騎乗の14番人気トゥザグローリー(牡3=池江郎厩舎)が入った。