その昔…

niftyserveというパソコン通信(インターネットが普及する前に存在したホストのサーバーを介して相互通信するシステム)があって、そこにチャットやフォーラムってサービスがありました。何のことやら?って思う人も多いと思うけど、時代で言うとAppleはMacintosh Classicとか、Windowsは3.1とか。そのniftyserveのフォーラムってのはいろんな趣味や嗜好でグループがあって、鉄道フォーラムとかカメラフォーラムとか…RCフォーラムとかもあったかも?

自分はゴルフフォーラム(FGOLF)ってのに入って今に至ってるわけです。入ったころは何もわからずにいたけど、若かったこともあって先輩方がいろいろしきたりとかを教えてくださってました。

その頃、よく耳にしてたのが、
「新しく入った人が定着しない」
って話。ゴルフを趣味としてる人たちの集まりなので、オフ会:ラウンドや練習(オンラインの集まりじゃない…リアルに集まるので)がその活動の中心にどうしてもなっちゃいます。

そうなるとどうしても見知った人だけで盛り上がって、新しく来た人たちがないがしろになるってことが多々あったようです。

もちろん、もともといた人たちが自分たちの居心地がいいように作り上げてきた場所なので、あとからそこに来たからにはそこでのルールには従うべき。

とはいえ、どんなグループでもそうだけど、既存メンバーの活動を(楽しそうだな…)って思った人が外から入ってきてくれなければいつかは衰退します。そして入ってきてくれた人をきちんとフォローするシステムなり、係の人がいなければ新しく入ってきても面白さがわかるようになる前に、先に入ってたメンバーの方々との関係が出来上がる前にやめちゃうってことが多くあると思います。入ってくる人より出ていく人が多ければ。既存のメンバーも永遠にそこにいるわけではないので。

人を増やすのに一番難しいのは、最初に(面白そうだな)って思ってもらうこと。覗いてもらうことだと思っています。

余談ですが、とある全国的な中小企業経営者の集まりにも参加していますが、そこの活動はその部分が足らないとずっと思っていて、毎年「新規入会者を増やしましょう」という掛け声のもとに勧誘活動をしていますが、そもそも面白そうって思ってもらわないといくら声掛けしても徒労に終わるんじゃないかなぁ…って。一番の勧誘活動は「既存メンバーが楽しそうに活動してること」だと思ってます。(なんか楽しそうなことやってるな…やってみたいな)って思わせなきゃそもそもいくら「やろうよ」って言ってもやってくれないし。

本題に戻しますが、RCにしてもゴルフにしてもコロナを経て愛好者が増えてるという話をよく聞きます。
面白そう、って思ってくれる人が増えてるってことなわけです。てか、RCにしてもゴルフにしても(やってみたいけどなぁ…)って思ってる人ってまだまだたくさんいると思うけど。まだまだどんどん増えそうな気しかない。

自分もRCの世界には新規参入組ですが、年齢的にもだいぶ上の方だし、昔から活動されてた方の御邪魔にはなりたくないし…。とはいえあちこちでいろいろ楽しそうなイベントがあるから参加してみたいとは思うけど…。そもそもどうやって参加したらいいかわかんないし。

どっかそういう自分でも行ける場所があるといいなぁ…。