結局長いことゴルフをやってきたのでどうしてもRCとゴルフとを比較しちゃうんだけど…。

ゴルフ業界も閉鎖的だなと思ってたけど、RC業界ってさらに輪をかけて閉鎖的。
ってか業界自体の小ささが影響してるのかもしれないけど。
 

特に感じたのがRCではメジャーな(広く認知されてて参加者も多いって意味で)競技がほぼメーカーのワンメイク。

タミヤ(日本一…もしかしたら世界一の模型メーカー)の開催してるイベントではほぼすべてタミヤ製のモノしか認められてない。オプションも。通信系だけは他社のモノも大丈夫になってる。京商にしても然り。

これってゴルフにたとえると、クラブもボールも一社のモノしか認められてないって感じかな?シューズとウエアは自由でいいってとこか。

一見、公平なレギュレーションのようにも思えるけど、例えばキャロウエイにしても…PARADYMって一口に云ってもいくつかモデルがあるし、それ以外にも多数のモデルがあるので全くイコールコンディションにはならないのと同じで実は全然イコールじゃない。RCも同じモデル名であってもオプションの入れ方で全く違うカテゴリーの車にさえなっちゃう。

ゴルフで言うならモデルは違っても反発係数を定めたり、ボールの直径やなんかを定めてできるだけイコールコンディションにしようとしてる。もちろん、RCでも全日本とかそういうクラスになればこうしたレギュレーション(モーターだけ規制したり)でそれ以外は自由ってレースもあるんだけど。

例えばゴルフでタイトリストが独自の競技を行ったとしても、タイトリストのクラブ使用者以外の参加は認めないとかやらないよなぁ~って思った。

結局、何の世界にしても一つ規制を設けるとそれだけ参加者を制限することになるし、結果として全体の利益にならないってゴルフ業界全体としてのコンセンサスが取れてるんだろうなと、勝手に思った。

でタイで行われてるTITCっていう大会。協賛として多くのメーカーも入ってるし、何なら主催はタイのタミヤ。なのにレギュレーションはすごく自由。 競ううえで平等にしなきゃいけない部分のみ規制をかけてあとはほぼ自由な感じ。この大会、RC業界としてはすごく盛り上がってるみたい。日本からも数百人単位の参加者があるとか。ちょっと今年はどうしても参加がかなわなかったけど、どういうものなのか見てみたかった。

日本国内でも草レースでこうしたレギュレーションのモノは多く行われてるようだけど。



でもコレであるべきなんじゃないかなぁ?って気がすごくする。楽しむためには規制は最小限であるべきだと思う。

上にも書いたけど、規制が多くなれば参加者はどんどん減っていく
 

今はまだRC業界としてはすごく順調な感じなんだろうけど、手作りの満足感も味わえて、スポーツ的な要素もあって、ホビーとしても楽しいし、コレクションにしても満足感あるし。

もっともっと盛り上げられる気がするんだよなぁ。
ゴルフは手作りの楽しさってのはなかなか難しいし(グリップ交換とかくらいかな?一般的には)コレクションも…まぁキャメロンのヘッドカバーとかはそういう要素が少しあるかな?…くらいだろうし。

そもそもゴルフクラブって型落ちだと二足三文。RCカーは旧車でもすごいいい値段が付く。

楽しいんだよ。RCって。