100個作って納品してください、
と言われたら、何個作りますか?

多くの人は、105個とか110個とか、少し余分に作ると思います。
不具合など何か不慮などのリスクを考え、多くの場合マージンをとります。

このマージンこそが豊かさの根源のように思います。

本来、やらなければならないことを100としたら、120やる。
期待を上回ることを目指す、ということもこれです。

逆に、100を目指していたら、80で終わってしまうこともあります。
120を目指すことで100が達成できるということもよくあります。

80で満足してしまう人もいるでしょうが、
8割を3回かければ、半分になります。
(0.8×0.8×0.8=0.512)
逆に、1.2倍を4回かければ2倍になります。
(1.2×1.2×1.2×1.2=2.0736)

この+0.2の分こそが豊かさです。

やるべきこと以外に、相手を思いやってやること、
思いやり、心遣いは必須のことではないけど、
見返りがなくても、相手の喜ばれることはうれしいものです。

それがまわりまわって自分の豊かさにつながっていきます。

最近は、100を目指している人が多いように感じます。
それでは豊かさがまわってきません。
日々頑張っているのに、いっこうに豊かにならないと思う人は、

120を目指してみてはと思います。

そもそも、
マラソンでゴールテープを切ったその場で止まる人はいません。
野球で1塁へ走って行って、ベース上で止まる人もいません。
たまにはヘッドスライディングすることはあっても、毎回することはありません。

マージンは、そもそも自然なもので、
そんなにがんばらなくてもできるはずなのですよね。


 

キャリアに悩む人、起業するかどうか悩む人、目の前の仕事に悩む人、人の役にたちたいと思いながらも何をすればよいかがわからない人、人の役にたつ仕事をしているけど将来的に続けていけるか不安な人。

いろんな悩みや不安がありますが、すべての人の必要なのがマインドセット アップデート。思考転換や思考改革をすることです。

これは、マインドチェンジではありません。
それは「考えを変えること」で、比較的簡単にできます。これができなくて苦労する人もおられますが、誰もが簡単にできないのは「考え方を変えること」。それはその場だけではなく、いつもその考え方になるということです。


「心を入れ替える」というのが近い言葉かと思いますが、それだとしても、言うのは簡単だけど、実際はもとに戻ってしまうことがほとんど。

根本的に考え方を変える(=マインドセット アップデート)には、それなりの実践トレーニングが必要です。そして、それらは自分だけではできません。自分の思考で自分の思考を変えるということはそう簡単なものではありません。必ずサポーターが必要です。

コンピュータでいうと、アプリケーションをアップデートしたり入れ替えたりすることは簡単ですが、OSのアップデートは大変です。OSがOS自身のアップデートをするわけですから、OSの下にあるBIOSがあってこそ根こそぎ変えることができます。なので多くの場合、再起動が必要なのです。

占い師は自分の占いがなかなかうまくできないのとちょっと似たところがありますね。

マインドセット アップデートは、誰かの手を借りてこそうまくいきます。
誰の手を借りるかも重要なポイントになりますね。

マインドセット アップデートをサポートする人も、自分のアップデートには手を借りないといけないということでもあります。

これらを円滑にできる仕組みがうまく動き始めました。






 

PDCAを回せとよく言われますが、
自分の経験ではそう言われてうまくいった試しがありません^^;

 


新人研修の一つとして工場実習をしたことがありますが、
確かにモノづくり工場ラインでは、数秒や1円の削減が大きく影響します。

そんな中で現場の人たちがいろんなアイデアを出して改善することはとても重要でしょう。そもそもPDCAはそういう場面で生まれたと言われていますね。

それをビジネスの場でもというところに無理があるのでしょう。

ビジネスの場でも、いわゆるミスのないルーチンワークが求められる仕事では同様かも知れません。でも、ダメをつぶすのではなく上昇しないといけない内容や、改善ではなく改革が求められるものに関しては、全くと言っていいほど機能しないと昔から感じていました。

ではどうすればよいのか?
そこで考えたのが、PDREです。
それを使い始めてもう30年になります。それそのものを学んでもらう研修を提供していたころもあります。

PDは、同じですが、REが違います。

Rはレビューです。レビューは、普通にやりますよね。
そしてそれらを価値づけ(Eveluate)して次のPを考える。

ポイントは、PDCAはサイクルなのに対して、PDREはスパイラルであるということ。
つまり、回していくのではなく、上昇していく感じです。

そして特に重要なのは、REPです。
Pから始まるのではなく、Rから始まってEしてPする。
しかも、Rは、Pのために行うということ。
PがあってこそのRです。

つまり次につながらないレビューをしても仕方ない。
ということです。

これも大きなポイントです。
企業や組織の中でもレビュー会などもよくしますが、「何のために」が抽象的だったりすることがよく見受けられます。
Rは、PDのため。次にどのように実行するかを描くためにレビューをする、そうでないから時間のムダな会議が多いのですよね。