PDCAを回せとよく言われますが、
自分の経験ではそう言われてうまくいった試しがありません^^;
新人研修の一つとして工場実習をしたことがありますが、
確かにモノづくり工場ラインでは、数秒や1円の削減が大きく影響します。
そんな中で現場の人たちがいろんなアイデアを出して改善することはとても重要でしょう。そもそもPDCAはそういう場面で生まれたと言われていますね。
それをビジネスの場でもというところに無理があるのでしょう。
ビジネスの場でも、いわゆるミスのないルーチンワークが求められる仕事では同様かも知れません。でも、ダメをつぶすのではなく上昇しないといけない内容や、改善ではなく改革が求められるものに関しては、全くと言っていいほど機能しないと昔から感じていました。
ではどうすればよいのか?
そこで考えたのが、PDREです。
それを使い始めてもう30年になります。それそのものを学んでもらう研修を提供していたころもあります。
PDは、同じですが、REが違います。
Rはレビューです。レビューは、普通にやりますよね。
そしてそれらを価値づけ(Eveluate)して次のPを考える。
ポイントは、PDCAはサイクルなのに対して、PDREはスパイラルであるということ。
つまり、回していくのではなく、上昇していく感じです。
そして特に重要なのは、REPです。
Pから始まるのではなく、Rから始まってEしてPする。
しかも、Rは、Pのために行うということ。
PがあってこそのRです。
つまり次につながらないレビューをしても仕方ない。
ということです。
これも大きなポイントです。
企業や組織の中でもレビュー会などもよくしますが、「何のために」が抽象的だったりすることがよく見受けられます。
Rは、PDのため。次にどのように実行するかを描くためにレビューをする、そうでないから時間のムダな会議が多いのですよね。
