【代表質問:基金の運用について】
昨今、日本における経済・金融状況は、長年の超低金利時代を脱しつつあり、日経平均株価は過去最高値に近づき、金利動向も上昇傾向が続いております。
しかし、本市においては新年度当初一般会計予算額が過去最高を予定し、それに伴い必要な財源も拡大傾向にあります。このような社会情勢の中、本市の約300億円程度の基金を、安全性を担保しつつ効果的な債券運用を行っていく必要があると考えますが、本市の見解をお伺いいたします。
【会計管理者答弁】
質問事項2の(3)基金の運用につきまして御答弁申し上げます。
基金につきましては、財産管理者から運用の依頼を受け、金融機関に預金をしております。
こうした運用方法に対し、平成30年3月定例会において、総務財務常任委員会委員長から財源のあり方に係る御提言として、債券による運用をいただいており、債券運用につきまして調査研究を進めているところでございます。
具体的には、令和元年10月に松戸市資金運用方針を改正し、債券運用について整理、併せて資金運用委員会を設置し、庁内各部署との連携体制を構築、また、証券会社等との情報交換や外部講師を招き、研修の受講等を行ってまいりました。
金融市場におきましては、平成28年1月に導入されたマイナス金利付き量的・質的金融緩和の影響により、債券においても低金利が続いてきたところでございます。昨今マスコミ等の報道にもございますように、令和6年3月ないし4月にはマイナス金利の解除が予期されており、金融市場にも左右されることにはなりますが、解除後には債券金利が上昇していくとの見解もございます。
こうした動向を注視し、本市としても財政当局と連携しながら、早期の債券運用に至るよう安全性の確保に努めつつ、さらに踏み込んで準備をしてまいりたいと考えております。
以上、御答弁とさせていただきます。
****************************************
松戸市議会議員 大塚けんじ
ホームページ:http://k-kaikaku.com/
ブログ:https://ameblo.jp/kenjiotsuka77/
メール:kansha.sunao.geza@gmail.com
****************************************