岸田総理の訪米が連日報道されています。
首脳会談について評価する声を聞きますが、一政治家という視点から冷静に考えたいと思います。
今年の11月5日にアメリカ大統領選挙が行われます。
民主党 バイデン大統領
共和党 トランプ前大統領
もしもトランプ前大統領が再選したらを略して「もしトラ」という言葉が流行っているように、「もしトラ」を織り込んで安全保障、外交、経済などを考えていく必要があると私は考えます。
岸田総理は『民主党・共和党の両党に受け入れられやすい訴え』で日米関係の重要性を示すと言っています。
ここでバイデン大統領の立場になって考えてみましょう。
(※あくまでも私の主観です)
①世論調査ではトランプ前大統領の方が有利と聞く
②このタイミングで、日本の総理を国賓で呼び、全米からの注目を集める
③日米首脳会談成功で支持率がアップ
次にトランプ前大統領の立場になって考えてみましょう。
(※あくまでも私の主観です)
①これから11月に大統領選挙を控えている
②なぜこのタイミングで対戦するバイデン大統領に日本の総理は会いに来るのか
③晩餐会、アメリカ議会で演説をさせてまで注目を集めたいのか
私も選挙を3回経験していますが、対戦する相手側に、影響力のある方が会いにくるということは、決していい気持ちになりません。
議場ではスタンディングオベーションがあったようですが、一部の共和党議員は立っていなかったという報道もあります。11月の選挙を控えていれば『そりゃそうでしょう』と思うのは私だけでないと思います。
晩餐会で岸田総理のジョークに沸くという報道。
こうした報道を見れば見るほど、トランプ前大統領がどういう感情を抱くか、皆様ならおわかりだと思います。
残念ながら、岸田総理はバイデン大統領にいいように遇されていないか?
民主党と共和党、両党で一致していることなど、有り得ないと言っても過言ではないと思います。外交はそんなに甘くありません。
これから日本は「解散総選挙」なのか、「自民党総裁選」なのか、岸田総理の決断になりますが、仮にもトランプ前大統領が当選した暁には、『日本がどういう立ち位置にいるのか』今のうちから考えていたほうがよいと思います。
トランプ前大統領の性格を考えれば
・なぜこのタイミングで訪米だったのか
・国内のこの状況下で訪米が正しかったのか
・岸田総理の訪米中は為替介入しにくいという投機筋の声もある
トランプ前大統領の当選直後、真っ先に訪米した安倍元総理の外交とは明らかに違うということ申し述べたいと思います。
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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