3月定例議会。
昨日で4つの常任委員会が終了しました。
 
いよいよ明日から予算委員会が開催されます。新年度予算を決める、1年で最もボリュームのある委員会です。
 
私が所属する会派『市民クラブ』は、予算委員会に向けて、多くの時間をかけ、議論を積んできました本日午後から行われる会派会議で、
 
・どの事業を
・誰が質問するのか
・予算案で懸念事項はないか
・予算案に賛成か
 
を最終的に決めます。
 
ここで、本日に至るまでのプロセスをご紹介したいと思います。
 
【全員:質問事項の抽出作業】
①新年度予算案で新規事業
②昨年度予算委員会、今年度決算委員会で質疑した事業
③例年行われている事業で疑義のある事業
④代表質問を行う予定で取り下げた事業
 
 
【予算委員中心に全員:勉強会】
1つ1つの事業に対し、行政と丁寧に議論をし、内容を確認。
※ここに一番時間をかけました
 
 
【予算委員:質問事項の決定】
そもそも予算委員会は質問時間1人30分(款項目別)という制限時間があります。全ての事業を予算委員会で確認することは不可能です。そのため、
・予算委員会で必ず質疑しなければならない事業なのか
・他会派が質疑すると想定される事業について控えてもいいのでは
・行政と意見を異にする事業に対し、自身の考えを述べる
 
こうした視点に立ち、質問事項の決定をしました。
 
 
【本日の会派会議】
・勉強会の議事録を共有し、同意を得る
・予算案の最終決定を行う
 
 
以上が一連の流れでした。
 
 
よく市民の方から『本会議や委員会で質疑をしない議員は、議員失格、お金を返せ。』とご指摘をいただきます。当日に至るまで何もしないならば、まさにご指摘通りです。
 
しかし、当日に至るまで、徹底的に時間をかけ、行政と議論をし、必要最小限の質疑に留める。最近では『タイパ』と言われ、大企業では『短時間の会議は合理的』と実践されています。
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ここからは意見が分かれると思いますが、事前の『勉強会』こそ時間をかけ、予算案の真意を、会派内で共有し、市民サービスへ還元することが重要で、『予算委員会』はあくまでも最低限の確認する場であると思っています。
 
また、『予算委員会』で質疑をし、議事録を残すことも重要です。しかし、今これだけSNSが普及し、『予算委員会』で質疑をしなくても、私のようにSNSを通して、いくらでも自身の意見を示す機会はあります。
 
これからは『議会』で質疑をする・しないではなく、SNSを通して自身の意見を発信する・しないかで議員への評価が変わる。そんな時代へ変遷するように思います。
 
皆様はいかがお考えでしょうか?
 
それでは明日からの『予算委員会』、関係各位の皆様、よろしくお願い致します。
 
 
 

 

 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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