入学シーズンが迫るなか、今社会課題となっているのが『学童落ちた。』
 
小学校に入学したものの夫婦共働きで、放課後児童の預け先がないという問題。
 
小1の壁。
 
解決に向け動き始めた自治体を2つ紹介されていました。
 
①埼玉県さいたま市
 
 
さいたま市コメント:「放課後から午後5時までは特に利用の条件はなくて、この学区にお住いのお子さんであれば誰でも希望すれば利用できます。
 
これまでは学童保育を利用するには保護者が働いていることが条件でしたが、4月からは児童は誰でも放課後から午後5時まで利用できます。
 
保護者が働いている場合は午後7時まで利用可能にしました。利用条件を緩和して待機児童を解消につなげたい考えです。
 
さいたま市コメント:「子育てと仕事の両立の支援が充実する待機児童ゼロは実現できると考えています。」
 
 
②東京都世田谷区
 
こちらは民間学童保育「ベネッセ」。
・自社の教材を使って勉強ができる
・オンラインで社会科見学に行く
 
『学び』に特化した学童保育となっています。
 
利用料は週5日利用で約4万円と高額ですが、来年度の定員は既に埋まったとのことです。
 
定員が埋まった理由は?
 
ベネッセコメント:「今回世田谷区で来年度から区の補助金をいただいて運営するモデルは、保育料が5,000円になりますので、かなりご希望者が多いくてですね、かなりお手頃になるのに、同じサービスを受けられるのかと、(保護者は)びっくりされている状況ですね。」
 
世田谷区は4月から民間学童保育に補助金を出すことが決まっています。
 
【関連HP】
 
 
世田谷区では10年前に比べて学童保育の利用が2倍になったようです。
 
ベネッセコメント:「保育料の負担がとにかくお手頃になるので、その分いろいろな活動にご家庭としてもお子さんにお金を使える。子どもにとって放課後は自由な時間であってほしいと思いますので、子どもが自分で何をしたいかを選んで、いろいろなことを体験できる場をつくっていきたいと思っています。」
 
ちなみに松戸市の放課後児童クラブ
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利用料は9,000円です。
 
ちなみに
市川市 8,000円(+おやつ代2,000円)
流山市 9,500円
柏市  10,000円
※さいたま市 8,000円(+おやつ代2,000円)
 
松戸市は近隣市と比較して一番安くなっています。
 
 
【2つの自治体から思うこと】
・さいたま市の働いていない家庭の児童まで預かる(小学校版こども誰でも通学制度か)
・どのようにして教室や施設の確保ができたのか興味がある
・世田谷区の財源があれば利用料5,000円は可能かと
・『学び』に特化した民間学童は魅力的
 
 
【松戸市の課題】
・近隣市で一番安いとはいえ、利用料の見直しをしてはどうか
・多子世帯への配慮、第2子や第3子への利用料減免制度を導入できないか
・『学び』『スポーツ』『文化』などに特化した民間学童の誘致はできないか
・学童保育の『こども誰でも預かり制度』の検討
・放課後児童クラブの場所確保(狭いなどの問題)
・松戸市として財源が限られる中で、優先順位の高い課題であると思う。
 
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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