都営浅草線には『2次元コード』が張り付けられています。
 
駅のカメラで情報を読み取って、ホームドアの開閉と連動させる新たなシステムです。この『2次元コード』設置に至る経過についての特集がありました。
 
 
東京都。
すべての駅での設置を目指し、2019年までに三田線、大江戸線、新宿線で整備を終えました。
 
当時、残るは浅草線のみ
 
なぜ浅草線は導入が困難なのか?
 
【従来のホームドア】
駅と車両、双方に取り付けたセンサーでドアの開閉を制御します。安全なドアの開閉のために、無線通信で車両の数やドアの位置などの情報を共有し、ホームドアはそれに応じた場所のドアだけを開閉します。
 
このセンサーを車両に取り付ける改修の費用は1編成当たり数千万円かかるとされています。
 
加えて、浅草線は都営地下鉄のほか4つの私鉄も乗り入れて、種類の異なる車両が同じ駅を使用しています。車両の改修には事業者それぞれにコストがかかるため、すぐに理解を得るのは、難しかったといいます。
 
東京都交通局コメント:「ホームドアをつける意義はもう分かっているのですけれども、実際にやるとなると大変だなぁと」
 
『大規模な改修は必要とせず、信頼性の高い方法で運用できないか・・・・』
 
あらゆる方法を探る中で、注目したのが『2次元コード』でした。
 
車両のドアにつけて車両の数やドアの位置などの情報を駅側と共有すれば、センサーと同様にホームドアを開閉できるのではないかと考えたのです。
 
東京都コメント:「速く読める、汚れに強い、誤り訂正できる。データの格納数としては十二分にある。といったことで、これはいけるんじゃないかと、日がさしたような感じですね」
 
企業と試行錯誤をし、車両の動きがあってもカメラが読み取りやすいように、初めて外枠の付いた2次元コードを作成、専用のコードを開発しました。
 
それぞれの扉に貼り付けられた2枚のコードが、近寄ったり離れたりする動きを読み取ることで、ドアの開閉状況を把握します。
 
都営浅草線でかかった車両の改修費は、特殊な加工を施した2次元コードを印刷して貼り付ける費用およそ270万円のみ。
 
当初の想定の1/740で済みました。
 
低コストになったことで、ほかの鉄道事業者も導入しやすくなったということです。
 
全国で設置が進んでほしいとのことでした。

 

東京都では、ホームドアが設置された駅では転落事故がゼロになったとのことです。

 

ただ都内の駅での設置率は51%ほどとなっており、この技術を広く活用してほしいという意向で特許は開放されていて、JR東海や小田急電鉄などでも導入されています。

 

松戸市。

新年度には、『松戸駅』にホームドアが設置されるとのことです。恐らく、従来通りの『センサー』型でしょう。

 

仮にも都営浅草線で『2次元コード』が電車に貼り付けられているならば、北総線低コストでホームドア設置ができるのではないかと思います。

 

残念ながら、スカイライナーに飛び込み自殺をする事例を聞きます。東京都でホームドア設置された駅での転落事故はゼロであるため、早急に北総線でもホームドア設置を進めてほしいと思います。

 

 

****************************************

 

松戸市議会議員 大塚けんじ

ホームページ:http://k-kaikaku.com/

ブログ:https://ameblo.jp/kenjiotsuka77/

メール:kansha.sunao.geza@gmail.com

 

****************************************