皆様は『スポーツテック』をご存じでしょうか。『スポーツ』と『テクノロジー』を組み合わせた造語です。
例えばサッカー。
ビブスの中にGPSを装着して、試合の走行距離ですとか、スピードなどを測定しています。
陸上競技。
ウェアラブル端末で心拍数を分析したり、最適なトレーニング方法を選ぶことができる技術もあります。
『スポーツテック』は学校の部活動に大きな変化を与えようとしています。
神奈川県屈指の進学校、県立厚木高校の野球部。部員数は21人。県大会でのベスト8入りを目指しています。今、グランドが工事中で、これまでのように実戦形式の練習をすることができません。
そこで去年から取り入れたのが『VRゴーグル』。
これが『VRゴーグル』で見れている仮想空間です。
球種や速度を再現できて、専用のコントローラーを振るとスイングスピードや打つ角度などによって、打球の飛び方が変化するようです。
大手通信会社が開発したこのソフトですが、今では国内外およそ約50チームが活用しています。メニュー次第ですが、月々およそ4万円から利用することができます。
【参考HP】
部員コメント:「狭いスペースで実際の練習と同じようなものが体験できるので、その点がいいと思います。」
部員コメント:「140キロを超える球だったり、そういう球は練習試合でも経験できないので、すごく新しい。」
この技術は的確な指導にも繋がっています。
監督のタブレット端末にデータが送られ、
・ボール球をどれだけ振ったか
・反応できていない球種は
・コースは
練習後すぐに可視化されます。
監督コメント:「やっぱり説得力ありますし、自分たちが勝ちたいという気持ちに結び付いていくために創意工夫をする。こういうデータを使うことが手助けとして大きく役に立つところなのではと思います。」
埼玉県花咲徳栄高校。
陸上競技で『動作解析ソフト』を。
すぐに動画を見てミーティング。
バレーボールでも。
調子の悪いときと良いときの違いを比較。
すぐにタブレット端末で検証。
花咲徳栄高校教諭コメント
『生徒たちの価値観の変化。昔の根性論では通用しなくなってきています。今の子どもたちはやっぱり自分で納得をしないと次の行動を起こせない。起こすことができないというのが現状なので、要するに可視化することによって子どもたちは納得をしていくだろう』
【私の考え】
あらゆる分野でデジタル化なのでしょう。
いきなり『VRゴーグル』は難しいにしても、『動作解析ソフト』などから可視化をし、選手が納得した上で練習を進めていくことは大変効果的だと思います。
少なくとも根性論であったり、昔自分がやっていたからという練習。
そういう指導者は時代遅れと言えるでしょう。
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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