マンションの宅配ボックス。
外窓から覗き込むと中に荷物が入っているか確認することができます。
 
しかし、ある管理会社が『空なのに鍵がかかっている』と連絡が度々受けるようになりました。
 
誰がどのような目的で鍵をかけるのか?
 
管理会社は『配達業者が空の状態でも暗証番号をセットして自分用にしてしまう』と言います。
 
テレビの取材班、以前からのボックスをキープしていた男性から話を聞くことができました。
 
当時の業者の仲間とのやり取りを記したチャットです。
画面には「10番確保」。
 
男性コメント:「この暗証番号を決めて統一しているので誰が行っても開けられるようになっています。」
 
 
確実に1回で荷物を届けるために『空のボックス』をキープしていることがわかりました。
 
多くの集合住宅では置かれている宅配ボックスに限りがあります。配達員が荷物を入れようとしても、全て利用されていることも少なくありません。
 
大手から委託を受けている業者の場合、多くは配達を終えた個数で報酬が決定される仕組みになっています。この為、荷物を持ち帰ってしまうと報酬はありません。日払いで報酬を受け取る際も実績が重要視されるようです。
 
 
男性コメント:「キープしないとお客様に荷物を届けられない。自分の売上につながらない。いろいろな宅配会社のドライバーが来て、奪い合いですね。モラルに欠けているのは十分わかってはいるが、自分がそう思っても他社がやるのでやらざるを得ない。大変です。みんな悲鳴上げています。
 
 
大手宅配業者は以下の通りコメントしています。
 
実際にキープした事例確認した業者は、『再発防止に努めている』とのことです。
 
専門家コメント:「宅配は完全にインフラになっている。みんなで考えて基盤を作っていくことは重要だと思います。」
 
以下対策を指摘しました。
 
ちなみに埼玉県川口市。
ワンルームマンションに宅配ボックス義務化する条例案を12月定例会に提出しています。
 
国交省は宅配ボックスが設置しやすいように規制緩和を進めるようです。
 

 
さて、松戸市はこうした物流の「2024年問題」を受けて、マンションの宅配ボックス設置や公共施設等ロッカー設置など対応を考えなければなりません。
 
3月議会で議論していきたいと思います。
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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